【保存版】オーストリアの歴史を学ぶことが出来る本おすすめ10選

クラシック音楽を学ぶ上で避けて通れない国のひとつがオーストリア。ウィーン、ハプスブルクなどキーワードもたくさんあります。今回はオーストリアに焦点を当てて、国の歴史がわかる本を紹介します。お気に入りの一冊を探してみてください。

一冊でわかるオーストリア史 (世界と日本がわかる国ぐにの歴史)

本書は、ハプスブルク家の興隆から現代の永世中立国としての歩みまでを、図解とともにわかりやすく紹介する歴史入門書です。

中世から近代にかけてのヨーロッパの激動の中で、オーストリアが小国としてどのように国際政治に関わってきたかを丁寧に描いています。各時代の文化や人物にも触れながら、政治史だけでなく社会の変化にも目を向けています。日本との比較や世界史の流れを示すコラムもあり、読者の理解を助ける工夫が随所に見られます。専門家による監修のもと、初学者でも安心して読める構成になっており、教養としての歴史学習にも最適です。

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増補改訂版 図説 オーストリアの歴史 (ふくろうの本)

本書は、1000年にわたるオーストリアの多層的な歴史を豊富な図版とともに描いた決定版です。

神聖ローマ帝国からハプスブルク家、ナチス支配、そして現代に至るまで、オーストリアがヨーロッパ史の表舞台を歩んできた姿を丁寧に解説しています。2023年の改訂では、ウクライナ問題など直近10年の動きも加筆され、現代史への理解が深まります。都市史・ユダヤ史・現代政治に精通した専門家による執筆で、歴史の光と影をバランスよく捉えた一冊です。

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オーストリア現代史 1918-2018

本書は、第一次世界大戦後の共和国誕生からEU加盟まで、100年にわたるオーストリアの歩みを描いた政治史中心の一冊です。

ハプスブルク帝国の崩壊後、民族国家の形成から取り残された「オーストリア人」が、自らのアイデンティティを模索する過程が丁寧に描かれています。オーストロファシズムの台頭、ナチスとの合邦、そして第二共和国の建設といった激動の時代を通じて、国家意識の変化が浮き彫りになります。

著者のアンドレーアス・ピットラーさんは歴史家・作家として知られ、政治的背景と人々の心情を交差させながら物語性のある筆致で綴っています。訳者・青山孝徳による詳細な訳注と文献リストも充実しており、専門的な視点から現代オーストリアを理解する手助けとなる一冊です。

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ウィーン・オーストリアを知るための57章【第2版】 (エリア・スタディーズ 19)

本書は、文化・音楽・歴史・政治・自然など多角的な視点からウィーンとオーストリアの現在を読み解くエリア・スタディーズの定番書です。

冷戦後の国際環境の変化を背景に、ハプスブルク帝国の伝統と現代国家としての姿を結びつけ、地域の多様性や国際的な位置づけを丁寧に描いています。
文化史や都市論、外交・経済・社会問題まで幅広く網羅し、研究者から旅行者まで幅広い読者にとって有益な知識の宝庫となっています。

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物語 オーストリアの歴史-中欧「いにしえの大国」の千年 (中公新書 2546)

本書は、社会史の視点からオーストリアの多様な歴史を州ごとに描いた通史です。

ローマ帝国の前線基地から始まり、ハプスブルク家の栄華、ナチス・ドイツへの併合、連合国による分割統治など、栄光と苦難が交錯する千年の歩みが語られます。著者・山之内克子は、各州の地理・文化・政治の特色を丁寧に掘り下げ、中欧諸国との関係性にも目を向ける構成を採用しています。

ウィーンやザルツブルク、ティロルなど魅力ある地域を通じて、オーストリアという国の複雑なアイデンティティが浮かび上がります。社会の変化や人々の暮らしに焦点を当てた語り口は、政治史中心の書籍とは異なる深みを読者に提供します。

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ハプスブルク帝国1809-1918 ――オーストリア帝国とオーストリア=ハンガリーの歴史 (ちくま学芸文庫)

本書は、多民族国家としてのオーストリア帝国とオーストリア=ハンガリー二重帝国の複雑な歴史を、外交史の視点から描いた重厚な一冊です。

イギリスの歴史家A.J.P.テイラーさんが、神聖ローマ帝国の終焉から第一次世界大戦による帝国崩壊までを、民族問題・外交的力学・政治体制の変遷を軸に分析しています。メッテルニヒ体制、1848年革命、二重帝国成立、そして帝国の終焉まで、時代ごとの政体と政策が民族間の緊張にどう影響したかが詳細に語られます。

ウィットと皮肉を交えた筆致で、硬派なテーマながら読みやすく、ハプスブルク帝国の本質に迫る名著です。

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オーストラリアの世論と社会: デジタル・ヒストリーで紐解く公開集会の歴史

本書は、デジタル・ヒストリーの手法を用いて、公開集会を通じた世論形成の歴史を体系的に分析した意欲作です。

著者の藤川隆男さんは、35年にわたる史料の読み込みとビッグデータによる定量分析を組み合わせ、「世論」という抽象的概念の客体化に成功しました。本書は、19世紀以降のオーストラリアにおけるパブリック・ミーティングの構造や機能を明らかにし、都市ごとの集会文化の違いにも焦点を当てています。

メルボルンやシドニーなどの事例を通じて、公共圏がいかに政治的闘争の場となったかを描いています。人文研究の新たな可能性としてのデジタル・ヒストリーの実践例としても、学術的価値の高い一冊です。

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[楽天ブックス]オーストラリアの世論と社会 デジタル・ヒストリーで紐解く公開集会の歴史 [ 藤川隆男 ]

ハプスブルク家 (講談社現代新書 1017)

本書は、ヨーロッパ史に君臨した王家の700年にわたる興亡を、政治と宗教の視点から描いた入門書です。

著者・江村洋さんは、カール5世やマリア・テレジアといった歴代の当主たちの政略と外交を軸に、「陽の沈まぬ帝国」と称されたハプスブルク家の超国家的支配の構造を明快に解説しています。「キリスト教が心なら、ハプスブルク家は背骨である」という象徴的な言葉に表されるように、宗教と王権の結びつきが本書の大きなテーマです。

簡潔ながらも重厚な筆致で、ヨーロッパの歴史を読み解く鍵としてのハプスブルク家の意義を浮き彫りにしています。

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オーストリア文学の社会史:かつての大国の文化 (叢書・ウニベルシタス 1098)

本書は、旧ハプスブルク帝国の文化的伝統を背景に、オーストリア文学の独自性と社会的役割を描いた初の本格的通史です。

著者ヴィンフリート・クリークレーダーさんは、近現代ドイツ国家の政治的ヘゲモニーのもとで「ドイツ文学史」に包摂されてきたオーストリア文学を、精神分析の誕生や反ユダヤ主義の氾濫など社会的文脈とともに再評価しています。ウィーンを中心とするこの地域の文学的遺産を、該博な知識と最新の視点で体系的に概観し、文学と社会の関係性を浮き彫りにします。

原著第3版に基づく全訳で、学術的にも記念碑的な著作として高く評価されています。

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図説ウィーンの歴史 (ふくろうの本)

本書は、ウィーンという都市の成り立ちと変遷を、豊富な図版とともに市民の視点から描いた歴史書です。

ローマ帝国の軍事拠点からハプスブルク帝国の首都、そして現代の文化都市へと至るまでの流れを、政治・宗教・芸術・社会の各側面から丁寧に追っています。特に近代以降の「赤いウィーン」やナチス時代のユダヤ人迫害など、都市の暗部にも目を向け、歴史の複雑さを浮き彫りにしています。

著者・増谷英樹氏の専門的知見により、名もなき市民たちの生活や声が歴史の中に息づいていることを実感させてくれる一冊です。

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