クラシック音楽を学ぶ上でルーマニアも外しては語れない土地です。セルジュ・チェリビダッケやジョルジェ・エネスク、ゲオルゲ・ディマなど多くの人材を輩出しています。近現代も含め、今回は彼らの生まれたルーマニアについて見ていきましょう。
「ルーマニア、遥かなる中世へ(KanKanTrip)」
本書は、ルーマニア各地に残る中世の遺産と、その背景にある歴史的歩みを、豊富な写真と図解を交えてわかりやすく紹介する入門書です。
トランシルヴァニアの古城や要塞教会、山岳地帯の村々など、ヨーロッパの周縁で独自の文化を育んできた地域が、どのように歴史の波に翻弄されてきたかを丁寧に描いています。政治史だけでなく、農村の暮らしや宗教、民族の多様性といった社会的側面にも目を向け、ルーマニアという国の多層的な魅力を立体的に伝えています。
旅の視点を取り入れたコラムや、周辺国との関係を示す歴史的比較も盛り込まれ、読者が地域の位置づけを理解しやすい工夫が随所に見られます。専門家の監修のもと構成されており、旅行者はもちろん、東欧史を初めて学ぶ読者にとっても安心して読み進められる一冊となっています。
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ルーマニア音楽史: 音楽家の足跡から辿る
本書は、ルーマニア音楽の発展を、各時代を彩った作曲家や演奏家の歩みを軸にわかりやすく紹介する入門的な音楽史です。民俗音楽の豊かな伝統と、西欧音楽の影響がどのように融合し独自の音楽文化を形成してきたのかを、歴史的背景とともに丁寧に描いています。
主要な作品や音楽教育の変遷にも触れ、政治や社会の変化が音楽家たちの創作に与えた影響を立体的に理解できる構成になっています。
専門家の監修のもと、音楽ファンはもちろん、東欧文化に興味を持つ読者にも大変読みやすい一冊となっています。
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呪文の言語学: ルーマニアの魔女に耳をすませて
本書は、ルーマニアの魔女や治療師への聞き取り調査をもとに、呪文の語彙・構造・使用場面を精密に記録したフィールドワークの成果です。呪文が発せられる状況や語り手の意識を丁寧に追い、言語が社会的実践としてどのように機能しているかを明らかにします。民俗学・言語学・文化人類学の交差点に立つ、実証的な研究書となっています。
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トランシルヴァニア/モルダヴィア歴史紀行;ルーマニアの古都を歩く (切手紀行シリーズ 2)
本書は、トランシルヴァニアとモルダヴィアに残る古都や修道院を、切手に描かれた歴史的風景とともに巡る大変ユニークな紀行書です。中世の要塞都市や彩色修道院を訪ねながら、地域ごとに異なる文化や民族の歩みを丁寧に紹介しています。旅の記録に加えて、切手が映し出す歴史的背景や図像の意味にも触れ、読者に多層的な視点を提供します。ルーマニアの奥深い歴史と風景を、旅と切手の両面から味わえる一冊となっています。
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ルーマニア・マンホール生活者たちの記録 (中公文庫 は 56-2)
地下へ降りる鉄の蓋が閉まると、そこには地上とはまったく別の時間が流れていた。本書は、ルーマニアのマンホールに暮らす人々の生活に密着し、暗闇の中で交わされる会話や、彼らが守ろうとする小さな共同体の姿を克明に記録しています。薬物や暴力の影が常につきまとう一方で、互いに食べ物を分け合い、寒さをしのぐために寄り添う人間らしい温もりも浮かび上がります。取材者は、地上の社会から切り離された彼らの声に耳を傾け、都市の光が照らさない現実を静かに掘り起こしていきます。読者はページをめくるたび、地下に生きる人々の“日常”が、決して遠い世界の話ではないことに気づかされるでしょう。
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ルーマニア史 (文庫クセジュ 747)
本書は、古代ダキアから現代に至るまでのルーマニアの歴史を、政治・文化・民族の視点から簡潔にまとめた信頼性の高い入門書です。周辺大国の影響を受けながら独自の国家形成を進めてきた過程を、主要な出来事と人物を軸にわかりやすく整理しています。複雑な東欧史の流れを俯瞰しつつ、ルーマニアという国の成り立ちを体系的に理解できる一冊となっています。
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ルーマニア旅行ガイド 2025
本書は、2025年の最新情報に基づき、ルーマニアの主要都市から地方の村々までを、歴史的背景とともに丁寧に案内する総合旅行ガイドです。
古代ダキアの遺跡や中世の要塞教会、ハプスブルク帝国の影響が残る街並みなど、各地の見どころを歴史の流れと結びつけて理解できる構成になっています。トランシルヴァニアの城郭都市やモルダヴィアの彩色修道院といった世界遺産も、成立の経緯や文化的意義を踏まえて詳しく紹介されています。
旅の実用情報に加え、地域ごとの歴史的背景を深く掘り下げることで、読者は“知識で味わう旅”を楽しめる一冊となっています。
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暗殺が変えた世界史 下:ニコライ二世からチャウシェスク夫妻まで
本書では、20世紀以降の独裁者や王族が暗殺・処刑によって退場した事例を通じ、国家体制の崩壊や社会構造の激変がどのように引き起こされたかが描かれています。ニコライ二世の処刑はロシア帝国の終焉とソ連成立への転換点となり、政治的暴力が国家の未来を決定づける力を持つことを示しました。
さらに、ケネディ兄弟や中東・アフリカの指導者たちの暗殺は、冷戦構造や地域紛争の力学に深い影響を与えたと論じられています。
チャウシェスク夫妻の処刑は、独裁体制が民衆の怒りによって一気に崩壊する象徴的事件として、東欧革命の流れを決定づけたと位置づけられています。
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