坂本龍一の作品の特徴及び評価。おすすめ代表作7選

出典:[amazon]UF (映画音楽集)

日本を代表する作曲家、坂本龍一。YMOのメンバーとして一世を風靡して以降、数々のミュージシャンに楽曲提供したほか、映画音楽の分野でも世界的な名声を獲得し「世界のサカモト」として多くの作品を手がけました。また、映画「戦場のメリークリスマス」では役者として出演しながらも音楽を担当するなど、マルチな才能を発揮しています。
そこで本記事では、坂本龍一の作品の特徴や、数ある名曲の中から、おすすめ作品を7曲紹介します。読者の方のお気に入りも入っていると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。

坂本龍一の作品の特徴や評価について

坂本龍一の作品の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは簡単に2つの特徴を紹介します。

日本の音楽シーンを席巻

東京芸術大学の大学院在籍中に、スタジオミュージシャンとしてデビューした坂本龍一。その後、細野晴臣と高橋幸宏らとYMOを結成し、日本にテクノミュージック・ブームを巻き起こします。YMOが発表した「ライディーン」「ビハインド・ザ・マスク」は世界的にも話題となり、日本のポップ・カルチャーが世界へ知られるきっかけにもなりました。
また、当時は珍しい巨大なシンセサイザーを使用した音楽作成も特徴で、彼らの音楽スタイルは、その後の日本のミュージック・シーンに新たな1ページを刻んだといっても過言ではないでしょう。

「世界のサカモト」と称される

YMOを解散したのち、映画音楽も手がけた坂本龍一は映画『ラストエンペラー』の音楽作成により、世界的にも注目され始めます。これにより坂本龍一は、日本人初となるアカデミー作曲賞を受賞し、以降、バルセロナオリンピック開会式のテーマや、トリオによるワールドツアー、そしてユースオーケストラの指導など、各方面において意欲的に活動を続けました。

世界に誇れる演奏家やアーティストは数多くいますが、坂本龍一は世界に誇れる数少ない日本作曲家といえるかもしれません。

坂本龍一のおすすめ代表作7選

代表作を絞るのは難しいですが、今回は独断と偏見により以下の7曲を紹介します。

ビハインド・ザ・マスク

YMOのアルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』に収録されている1曲です。YMOでもっとも有名な作品といえば「ライディーン」ですが、こちらは高橋幸宏の作品のため「ビハインド・ザ・マスク」を紹介します。YMOの傑作として日本で有名なのはもちろんのこと、海外でも高い評価を獲得しました。
マイケル・ジャクソンやエリック・クラプトンといった大物ミュージシャンによってカバーされています。

テクノ・ポリス

こちらもYMOの名曲です。YMOの1枚目のシングルであり、タイトルの通り冒頭メロディーの「未来感」がたまりません。当時は珍しかったシンセサイザーを駆使し、洗練されたセンスによって近未来的な世界観が表現されています。大部分がシンセサイザーによる打ち込みかと思いきや、全体の7割は実際に演奏して録音したそうです。

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東風

個人的にYMOの作品でもっとも好きな作品です。とくに本人によるピアノ・バージョンが秀逸だと思っています。作品のタイトルはフランスの映画監督ゴダールの映画「東風」から取られているとのこと。東洋的オリエンタリズムとジャズの混在が、作品に奥行きと幅広さを与えています。本作についてYMOメンバーの高橋幸宏は「ドビュッシーの影響が出ている」と評価しました。

戦場のメリークリスマス

坂本龍一の作品中でもっとも人気があり、演奏機会の多い作品です。1983年にロンドン・レコードから発売され、イギリス・アカデミー賞作曲賞を受賞しています。大島渚監督による映画「戦場のメリークリスマス」のメインテーマであり、坂本龍一本人も役者として出演し、好演が評価されました。キラキラと降り注ぐようなメインテーマと、地面を踏みしめながら歩み続ける中間部の対比が、作品に物語性を持たせています。

1919

アルバム『1996』に収録された作品です。作品のバックにレーニンのスピーチが流れるという珍しい作品ですが、重厚な和音の連続が聴く人の心を捉えます。「1919」のタイトルはレーニンが1919年に行ったスピーチに由来するとのこと。
CMでも使用された作品なので、聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。

ラストエンペラー

坂本龍一が日本人初となるアカデミー賞作曲賞を獲得した作品です。また、作曲賞のほか、ロサンゼルス映画批評家協会賞やグラミー賞映画・テレビ音楽賞も受賞しており、坂本龍一が「世界のサカモト」となった記念碑的作品です。

ウラBTTB(energy flow)

1999年3月にCMで起用されたことから爆発的な人気を獲得し、同年5月にシングルとしてリリースされたインストルメンタル曲です。発表当時は「癒しの音楽」として話題となり、また、インストルメンタル曲史上初めてオリコンチャート1位を獲得したことでも知られています。美しい、まさに「エネルギーの流れ」が感じられる名曲です。

まとめ

この記事では坂本龍一の作品の特徴やおすすめ代表曲を紹介しました。有名曲が多いため、必読者のみなさんの意見とは必ずしも同じではないかもしれません。
しかしそれこそが、坂本龍一の作品の多様さを表しているのだと思います。
2023年、71歳という若さでこの世を去ってしまったことは残念でなりませんが、彼が生み出した作品は、これからも多くの人々に気づきと感動を与え続け、音楽の喜びを与えてくれるに違いありません。

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