ピョートル・チャイコフスキーの作品の特徴。代表曲おすすめ10選

出典:[amazon]チャイコフスキー:交響曲第4番/弦楽セレナーデよりワルツ、終曲[第2世代復刻版]

ロシアの作曲家であるチャイコフスキーは、当時の有名な音楽家たちとは違った道を歩んでいたため、他の音楽家たちよりも遅くからの音楽家人生のスタートとなりました。また初演時には評判が良くなかったような作品が、現在では高く評価され、代表的な有名曲として知られています。

ピョートル・チャイコフスキーの作品の特徴

まずは作品の特徴や代表的なジャンルについて紹介をします。

作品の特徴

チャイコフスキーの作品は、感情がそのまま表現されたような曲が多いのが特徴です。特に、憂いを帯びているような、物悲しげな様子が美しい音楽になっています。また、クラシック音楽以外の様々な場面で使用される作品が多く、聞いてみると知っている曲が多いのではないでしょうか。

代表的なジャンル

チャイコフスキーといえば、やはりバレエ音楽、交響曲、協奏曲が代表的な作品と言えます。特にバレエ音楽に関しては、作品の中で演奏される曲が様々な場面で使用されているため、作品を見てみると聞き覚えのある曲が出てくるはずです。

ピョートル・チャイコフスキーのバレエ音楽から3選

紹介する3作品はチャイコフスキーの三大バレエとも呼ばれていて、クラシック音楽としてだけでなく、バレエとしても代表的な作品です。

白鳥の湖

1876年に作曲され1877年に初演が行われたこの作品は、もとは「奪われたヴェール」というドイツの作家の童話から作曲されたそうです。チャイコフスキーの最初のバレエ音楽でしたが、作品を演奏する側や演じる側の問題によって、初演は成功しませんでした。作品中の「情景」や「四羽の白鳥の踊り」という曲は、耳にしやすい曲のため知っている方も多いのではないでしょうか。

眠れる森の美女

チャイコフスキーの三大バレエの中で、1番長い演奏時間の作品です。同じタイトルのディズニー映画が広く知られているため、一般的にはバレエ音楽というよりも、アニメーションとしての方がイメージされやすいかもしれません。

くるみ割り人形

ホフマンというドイツの作家の「くるみ割り人形とネズミの王様」がもとになった作品です。初演は大成功というほどではありませんでしたが、時間をかけて有名になったとされています。作品の中では、「行進曲」「金平糖の踊り」「ロシアの踊り」「あし笛の踊り」あたりから、知っている曲が見つかるはずです。

ピョートル・チャイコフスキーの交響曲から2選

交響曲第4番、第5番、第6番は、チャイコフスキー三大交響曲として有名です。そこから、印象的なエピソードがある2つの交響曲を紹介します。

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交響曲第4番

この作品が作曲される少し前から、チャイコフスキーにはナジェジダ・フォン・メックという、パトロン的な存在として知られる女性との関係がありました。この女性とチャイコフスキーは手紙のやりとりを長い期間行い、その間チャイコフスキーは多額の資金援助を受けていたそうです。交響曲第4番は、その女性に捧げられた作品としても知られています。10年以上もその関係が続いていたにも関わらず、直接会ったことは1度もなかったというエピソードが印象的です。

交響曲第6番「悲愴」

チャイコフスキーの交響曲の中で最も有名なのが、この第6番「悲愴」ではないでしょうか。「悲愴」という副題はチャイコフスキー自身が付けたとされていて、完成されている交響曲では最後の作品です。

ピョートル・チャイコフスキーの協奏曲から2選

この2つの協奏曲は、どちらもチャイコフスキーの代表作であり、協奏曲の中でも有名な作品としてあげられます。

ピアノ協奏曲第1番変ロ短調

チャイコフスキーはこの作品の作曲当初、仲の良かったニコライ・ルビンシテインという人物に初演を依頼し、また献呈しようとしていました。しかし、ニコライには曲の批判をされてしまったため、ドイツの有名な音楽家だったハンス・フォン・ビューローが初演を行い大成功を収めます。そしてこの作品は、そのままビューローに献呈されることになりました。

作品の冒頭部分は、一般的にも馴染みがあるのではないでしょうか。

ヴァイオリン協奏曲ニ長調

この曲は、のだめカンタービレやフィギュアスケートで使用された曲として一般的にも知られるようになりました。しかし作曲された当時は、最初に初演依頼をしようとした人物に演奏を断られ、初演の評判も良くなかったようです。しかし、初演のヴァイオリン独奏を行ったアドルフ・ブロツキーという人物によって、少しずつ認められていったとされています。

その他のジャンルから3選

チャイコフスキーの、特に有名な代表作は先に紹介した3つのジャンルです。しかし、他のジャンルにも有名な曲はたくさん残されているため、その中から3つの作品を紹介します。

ピアノ曲集「四季」

この作品は、もとは当時の雑誌に掲載された曲を曲集としてまとめて出版したものです。ロシアの1年を描写した作品で、12の月ごとに作曲されています。特に、6月の「舟歌」は代表的な作品で、舟歌としては珍しく四分の四拍子で作曲されました。

弦楽セレナーデ

モーツァルトを意識して作曲されたこの作品は、CMに使用されたことでもよく知られています。タイトルに覚えがなくても、作品の冒頭には聞き覚えがあるのではないでしょうか。

大序曲「1812年」

ナポレオンのロシア遠征の年、「1812年」がタイトルになっているこの作品は、大砲を使用することがあるという特徴があります。大砲が使用できない場合は、バスドラムが代わりに使われるようです。大序曲以外にも、「荘厳序曲」「祝典序曲」「序曲」とも呼ばれます。

>>ピョートル・チャイコフスキー「舟歌」の解説。難易度や弾き方の注意点は?

 

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