【保存版】ハンガリーの歴史を学ぶことが出来る本おすすめ9選

ハンガリーは東欧の小国で、歴史的転換点で重要な位置を占めていることが多いです。作曲家でいうとフランツ・リストやバルトーク・ベーラなどを輩出しています。今回はハンガリーの歴史に焦点を当てて、書籍を紹介致します。

図説 ハンガリーの歴史 (ふくろうの本/世界の歴史)

本書は、東西ヨーロッパの狭間で揺れ続けたハンガリーの激動の歴史を、被支配者の視点から描いたビジュアル解説書です。

オスマン帝国やハプスブルク家の支配、そして近代以降の革命や社会主義体制など、ハンガリーが経験した多様な歴史的転換点を網羅しています。著者・南塚信吾さんは最新の研究成果を踏まえ、政治・社会・文化の変遷をわかりやすく整理しながら、歴史の本質に迫ります。図版や地図を豊富に用い、視覚的にも理解しやすい構成となっており、ハンガリー史の入門にも最適です。この一冊で、中欧の小国が辿った壮大な歴史の流れを立体的に把握できます。

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ハンガリーを知るための60章【第2版】――ドナウの宝石 (エリア・スタディーズ20)

本書は、東西ヨーロッパの交差点に位置するハンガリーの多面的な魅力を、歴史・文化・社会の視点から紹介する入門書です。

本書は「ドナウの宝石」と称されるハンガリーの美しさと知的底力に焦点を当て、科学者・哲学者・音楽家など世界的な人材を輩出した背景を丁寧に解説しています。改訂版では、EU加盟後の変化や現代政治の動向なども加筆され、より立体的なハンガリー像を描いています。
他の中欧諸国との比較や、文化・芸術面の章も充実しているので、地域研究にも活用できます。

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亡命ハンガリー人列伝: 脱出者・逃亡犯・難民で知るマジャール人の歴史 (世界ディアスポラ列伝)

本書は、激動の歴史に翻弄されながら国外へと旅立った61人のハンガリー人の軌跡を通して、マジャール人の精神と歴史を描き出す一冊です。

1848年革命、トリアノン条約、1956年革命など、幾度もの政治的敗北と体制転換が生んだ「亡命の波」を軸に、各時代の亡命者たちの背景と思想を丁寧に掘り下げています。政治家、芸術家、科学者など多様な人物像を通じて、ハンガリーという国の知的・文化的な厚みと矛盾が浮かび上がります。亡命という視点から国家と個人の関係を問い直す、ディアスポラ研究の入門にもなる一冊です。

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月下の犯罪 一九四五年三月、レヒニッツで起きたユダヤ人虐殺、そして或るハンガリー貴族の秘史 (講談社選書メチエ 707)

本書は、1945年3月にオーストリア・レヒニッツで起きたユダヤ人虐殺事件の真相を、著者自身の家系に関わる極私的な視点から追った衝撃のノンフィクションです。

ハンガリー貴族バッチャーニ家の末裔である著者サーシャ・バッチャーニは、事件当夜に開かれていたパーティーの主催者が自らの大伯母だった可能性に直面し、家族史とヨーロッパの暗部を掘り下げていきます。虐殺の詳細は、ナチス将校らが酒に酔いながら180人のユダヤ人を穴の前で射殺し、遺体を埋めた後に踊り続けたという非人間的な光景として描かれています。

著者は祖母の手記や関係者への取材を通じて、加害者と傍観者の境界、そして人間の倫理の根源を問いかけます。事件の記録が曖昧なまま現在に至る中で、本書は記憶と責任の継承をめぐる問いを読者に突きつけます。

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ドナウ・ヨ-ロッパ史 (世界各国史 新版 19)

本書は、オーストリア・ハンガリー・チェコ・スロヴァキアの4か国を中心に、ドナウ川流域の歴史を通史的に描いた専門的な歴史書です。

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ハプスブルク帝国の興隆と衰退、オスマン帝国との対立、そして近代の国民国家形成までを網羅し、地域の複雑な民族・政治・文化の交錯を丁寧に解説しています。南塚信吾さん編による本書は、各国史の成果を統合しながら、ドナウ流域を一つの歴史空間として捉える視点を提示しています。

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ハプスブルク帝国1809-1918 ――オーストリア帝国とオーストリア=ハンガリーの歴史 (ちくま学芸文庫)

本書は、多民族国家としてのオーストリア帝国とオーストリア=ハンガリー二重帝国の複雑な歴史を、外交史の視点から描いた重厚な一冊です。

イギリスの歴史家A.J.P.テイラーさんが、神聖ローマ帝国の終焉から第一次世界大戦による帝国崩壊までを、民族問題・外交的力学・政治体制の変遷を軸に分析しています。メッテルニヒ体制、1848年革命、二重帝国成立、そして帝国の終焉まで、時代ごとの政体と政策が民族間の緊張にどう影響したかが詳細に語られます。

ウィットと皮肉を交えた筆致で、硬派なテーマながら読みやすく、ハプスブルク帝国の本質に迫る名著です。

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ブダペストの世紀末 都市と文化の歴史的肖像(新装版)

本書は、1900年前後のブダペストを舞台に、都市の急成長と文化的成熟を描いた都市文化史の名著です。

オーストリア・ハンガリー二重帝国の一方の首都として、ブダペストはヨーロッパ初の地下鉄や600軒以上のカフェを擁する近代都市へと変貌を遂げました。著者のジョン・ルカーチさんは、文学・音楽・建築・政治経済など多角的な視点から、当時の都市空間と人々の精神性を鮮やかに描写しています。

ユダヤ人やロマなどの社会的周縁に触れながら、都市の繁栄とその陰にある緊張や矛盾も浮き彫りにします。都市論や中欧文化に関心のある読者にとって、ブダペストという都市の肖像は、ヨーロッパ近代の縮図として深い示唆を与えてくれます。

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ブダペストのミダース王: 若きルカーチとハンガリー文壇

本書は、哲学者ゲオルク・ルカーチの若き日々と、20世紀初頭のハンガリー文壇の動向を重ね合わせて描いた知的評伝です。

著者のジュラ・ヘレンバルトさんは、晩年のルカーチとの対話を通じて、彼の思想形成の背景にある都市ブダペストの文化的土壌と葛藤を浮き彫りにします。ルカーチが『魂と形式』や『小説の理論』を著すまでの精神的遍歴と、当時の知識人たちとの交流・対立が詳細に語られています。亡命後の戦後ハンガリー文壇との論争にも触れ、ルカーチを「ミダース王」に喩えることで、思想と現実の乖離を象徴的に描いています。
出発点として、ルカーチの思想や中欧知識人の精神史に関心がある方におすすめです。

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中欧: ポーランド・チェコ・スロヴァキア・ハンガリー (読んで旅する世界の歴史と文化)

本書は、地理的・文化的・政治的に複雑な中欧地域を、歴史・文化・生活の視点から多角的に紹介する読み物です。

沼野充義監修の本書は、各国の歴史・民族・宗教・言語・地理に加え、文学・音楽・演劇などの文化、さらに料理や祭りといった生活風俗まで幅広く取り上げています。西欧以上にヨーロッパ本来の香りを残すとされる中欧の魅力を、旅行者にも研究者にも親しみやすい形で伝えています。通史ではなくトピックごとの構成なので、各国の個性や違いを比較しながら理解するのに適した一冊です。

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