トランペットの種類や選び方。各部の名称や購入時の注意点について。

トランペットの種類

トランペットの歴史はとても古く、紀元前のギリシャやローマで戦いの合図として使われたのが始まりといわれています。
それから現代にいたるまで、素材や構造についての様々な改良が重ねられ、「トランペット」と呼ばれる楽器はとてもバリエーション豊かなものとなりました。

B♭トランペット

吹奏楽で一般的に使われているトランペットです。
このトランペットで「ド」の音を出した場合、ピアノの鍵盤上では「シ♭」にあたります。
初心者の方にはこのタイプがおすすめです。

Cトランペット

オーケストラで一般的に使われているトランペットです。
調性はピアノと同じで、C管トランペットの「ド」=ピアノの「ド」になります。(♯、♭はつかない)
B♭トランペットに比べて管の長さは短く、音は高いです。

コルネット

トランペットをひとまわり小さく、コンパクトにしたような形の楽器です。
音色もトランペットと非常に似ていますが、コルネットの方が若干響きの抑えられた、優しい音が出る印象です。
小学校のマーチングバンドでは、トランペットを持つ前にボディの小さいコルネットから練習するケースが多いようです。

ピッコロトランペット

通常のトランペットより1オクターブ上の高音域を演奏できるトランペットです。
主にバロック音楽で活躍しますが、現代においてもビートルズなどの有名アーティスト・作曲家に愛されています。
きらきらと輝くような明るい音色が魅力です。

フリューゲルホルン

名前に「ホルン」と入っていますが、トランペットの仲間です。
丸い円錐形のボディと柔らかい音色が特徴で、主にブラスバンドや軍の音楽隊で使用されています。
18世紀ドイツで狩りに使われ始めて以降、徐々に楽器の形が変わっていき、現在の「フリューゲルホルン」に発展しました。
ブラームスの父・ヤーコプもこのフリューゲルホルンを演奏していたというエピソードがあります。

トライアンファル・トランペット

最後に、トランペットファミリーの中では少し特殊な楽器を紹介します。
トロンボーンそっくりの長い管をもった、見た目が非常に特徴的なトランペットです。
国際的な式典やイベント、歌劇、競馬場でのファンファーレなどで使用されます。制服をビシッと着こなした奏者の方が、整列してこのトライアンファル・トランペットを演奏している様は圧巻です。

各部の名称


出典:Pinterest

①マウスパイプ
②ピストン(左から第1ピストン、第2ピストン、第3ピストン)
③指掛け
④マウスピース
⑤第1抜き差し管
⑥第1トリガー
⑦第2抜き差し管
⑧第3トリガー
⑨第3抜き差し管
⑩チューニング・スライド
⑪ウォーターキー
⑫ベル

トランペットを購入する際の注意点

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中学や高校の吹奏楽部では、各楽器が備品として揃っている学校も多く、自前の楽器を購入しなくてもバンドの一員として演奏することは可能です。

しかし、「部活動としての短い期間だけではなく、その先もずっとトランペットを続けていきたい!」という方は、やはりマイ楽器を購入したくなるのではないでしょうか。
そんな方のために、特に注意してほしいポイントをいくつか挙げたいと思います。

まず、楽器本体に傷やヘコミなどの不調が発生していないか、ということ。
「それは当然のことでは……?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、楽器はとても繊細なので、些細な傷が音色に大きく影響を与えてしまうこともあります。

特に中古のトランペットを購入する場合、可能な限り楽器店で試奏をさせてもらうことをオススメします。
「ピストンは正常に動くか?」「塗装に剥がれはないか?」「管にへこみ、歪みは発生していないか?」など、店員さんのアドバイスをもらいながら慎重に確認しましょう。

外出を控えたいからネットで購入……という場合は、画像で表示されている限りでしか確認することができないため、特に注意する必要があります。

また、同じトランペットを吹いているorこれから吹こうと考えている人でも、体格・唇の厚さは様々です。
マウスピースは奏者の唇に直接触れる部分のため、どんな体格・唇の形をしている人がどんなマウスピースを選ぶかによって、吹き心地は大きく変わってきます。

簡単に説明すると、

  • 平均より身長が低め、肺活量が少ない人→小さめのマウスピース
  • 身長が高い(2m近い)、肺活量が多い人→大きめのマウスピース

これを基準にして選ぶのがコツです。

トランペットのマウスピースにおける「大きい」「小さい」はリム内径の大きさで決まります。
リム内径とは、リム(唇に直接触れる部分)の内側にある、息の吹き込み口の大きさのことです。この直径が大きいか小さいかで吹きやすさはかなり変わってくるため、マウスピース選びの際はリムの大きさにも気を配りましょう。

まとめ

歴史が古く、様々なジャンルの音楽で愛されているトランペット。
テレビCMやドラマの主題歌など、意外と多くの場面で耳にする機会がある楽器ですが、その種類や選び方を知ろうと思ったとき、想像以上に奥深い世界があることに驚かされます。

この記事を通して、沢山の人にトランペットのバリエーション豊かな魅力が伝わることを願っています。

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>>トランペットについての解説。吹奏楽における役割や魅力は?向いている人や奏者あるあるなど。

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