ホルンの種類と選び方。各部の名称や購入時の注意点について。

ホルンの種類と選び方

ホルンと一口に言っても様々な分類の仕方がありますが、もっとも大きな分け方は管による違いです。

ダブル・ホルン

音楽のジャンルを問わず、広く一般的に使用されているホルンです。
F管とB♭管が組み合わさって出来ており、それぞれの管に息が流れる仕組みになっています。F管のみ、もしくはB♭管のみで作られたホルンよりも、音階や運指に幅が生まれます。
ダブル・ホルンは、さらに以下の2つに分類されます。

① ガイヤー・タイプ

第4ロータリー(F/B♭切り替え)が第3ロータリーのすぐ隣に並んでおり、マウスパイプが長く作られています。ダブル・ホルンの中でも特に一般的なタイプで、抵抗感が少なく明るい音色が特徴です。

② クルスぺ・タイプ

第4ロータリーが親指側に付いており、マウスパイプが短く作られています。ガイヤー・タイプに比べて複雑な巻き方をしており、そこから生まれる音色の豊かさが特徴です。

シングル・ホルン

F管のみ、もしくはB♭管のみで作られたホルンです。ホルンの楽譜はin Fで記されるため、B♭を使用する場合は読みかえる必要があります。楽器の作りが非常にシンプルなため、持ち運びやすく演奏しやすいのが特徴です。ダブル・ホルンに比べ、シンプルかつ純粋な音が出るのが魅力です。

セミダブル・ホルン

ダブル・ホルンとシングル・ホルン両方の美点をあわせもったホルンです。B♭管の長さを延長してF管にすることができ、ダブル・ホルンよりも軽量です。運指の幅や、演奏しやすさが格段に広がりました。F管を綺麗に鳴らすために少々テクニックが必要です。

トリプル・ホルン

ダブル・ホルンに、短いF管またはB♭管が付いたホルンです。充実した高音域が一番の特徴ですが、力強い低音、軽やかな音色、素直でシンプルなレガートも実現可能です。全ての種類の中でもっとも重量感があり、しっかりと音を鳴らせるのが魅力です。

その他に、素材や構造によっても分類されます。

素材の違い

イエロー・ブラス

銅と亜鉛の合金で、銅の成分がゴールド・ブラスに比べて少ないホルンです。明るく張りのある音が特徴です。

ゴールド・ブラス

銅の成分が多く含まれているホルンです。柔らかくまろやかな音が特徴です。

ニッケル・シルバ

イエロー・ブラスよりさらに銅の割合を減らし、ニッケルを加えた合金のホルンです。反応が良く、安定感のある音が特徴です。

ベルが取り外し可能かどうか

ホルンには、ベルが本体と一体化した「ワンピース」、ベルが取り外し可能な「デタッチャブル」という分類の仕方もあります。
ワンピースタイプのホルンは楽器をしまうために大きなケースを用意しなくてはならず、デタッチャブルタイプに比べて持ち運びは不便です。しかし、ベルが楽器と一体になっていることで、ナチュラルかつ美しい音が生まれます。
音色の美しさをとるか、持ち運びの楽な方をとるかは好み次第です。

ベルの太さ

ベルの太さ(サイズ)は、ベルに差し込んだ右手が楽器と触れた場所の大きさをいいます。

太ベル

豊かで太い音が特徴です。ゆったりとした牧歌的なフレーズを演奏するのに向いています。

細ベル

貼りのある明るい音が特徴です。小さい音や、繊細なパッセージを表現するのに向いています。

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いくつかの項目ごとにホルンの種類を説明しました。
もちろん、構造や材質の違いによって生まれる特徴には、それぞれ得意とする表現もその逆も存在します。
しかし、それは「どちらのほうが良い(悪い)」ということではありません。自分の演奏したいスタイルや、音色の好みに合わせて選ぶことが大切です。

各部の名称

(写真はphotolibrary様のフリー素材を使用しています。リンク→https://www.photolibrary.jp/photo/

① マウスピース
②マウスパイプ
③第1抜き差し管
④第2抜き差し管
⑤ベル
⑥各ロータリー・ヴァルブ(左から第3、2、1、4ロータリー)
⑦第3抜き差し管
⑧第1レバー
⑨第2レバー
⑩第3レバー
⑪第4レバー(F/B♭切り替え)

購入時の注意点

楽器を購入しようと思ったとき、必ずまとわりついてくるのが「価格」の問題です。
決して安くない買い物のため、「少しでも安くあがるならそれにこしたことは……」と思う方も多いかもしれませんか、極端に安いホルンが販売されている場合は注意が必要です!

メーカーや素材により幅はありますが、新品の場合、おおまかな相場は10万円~60万円です。
ホルンの老舗メーカーとして有名なAlexander(アレキサンダー)では、100万円台のものも……!

長くホルンを続けていこうと思う場合は、最低ラインとして10万円程度の出費は想定しておいた方がいいでしょう。
価格の高い楽器には、それだけメーカーのこだわりが込められています。丁寧にメンテナンスをしながら使用していけば、奏者に長く寄り添う相棒となってくれます。

また、部活動やサークルに所属しているという方は、学校(団体)の指定があるか注意しなければいけません。

ホルンには、管や材質によって何種類ものタイプがあります。
一般的に広く使われているのはフルダブルホルンですが、間違って指定と違うものを購入してしまわないよう、楽器店などへ足を運ぶ前にしっかり確認しておきましょう。

可能であれば実際にお店へ行き、店員さんに相談しながら選ぶと確実です。通販の場合は種類や型番、新品か中古かなどを自分で見て判断しなければいけないため、特に注意が必要です!

まとめ

ホルンという楽器が、どれだけバリエーション溢れる面白い楽器なのかお分かりいただけたでしょうか。
「自分のものを買ってみたいけれど、どう選んだらいいか分からない……!」という方に、この記事が少しでも役に立てることを願います。

>>ホルンについての解説。吹奏楽における役割や魅力は?向いている人や奏者あるあるなど。

 

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