ホルンについての解説。吹奏楽における役割や魅力は?向いている人や奏者あるあるなど。

吹奏楽における役割や魅力


カタツムリのような可愛らしいフォルムと、伸びやかで温かい音が魅力のホルン。
古くは狩りや戦争にも使われていたといわれていますが、吹奏楽においては主に「内声」「裏打ち」という2つの役割を担当しています。

「内声」について

内声とは、簡単に説明すると「和音において、一番下と一番上の音にはさまれた真ん中の音」のこと。
例えば「ド・ミ・ソ」の3つの音から成り立った和音の場合、真ん中の「ミ」が内声部にあたります。

(一番低い音)ド

根音とも呼ばれる。和音全体を支えるベースの役割。チューバ、バスクラリネットなどの低音楽器が担当する。

(真ん中の音)ミ

内声部。和音の響きをおぎない、全体の印象を大きく変えることもできる。ホルン、トロンボーンなどが担当する。

(一番高い音)ソ

フルート、クラリネット、トランペットなどの高音楽器が主に担当する。

内声を明るい音で吹くか、暗めの音で吹くかで和音の聴こえ方は全く変わります。
ホルン奏者は、この超重要なポジションを曲中の和音でほぼ毎回任されるといっても過言ではない、陰のキーパーソンなのです!

「裏打ち」について

マーチやポップスなど軽やかなテンポの曲では、ホルンが裏打ち職人としての持ち味を存分に発揮します。
4分の4拍子で進行する曲の場合、「1、2、3、4……」というカウントに対して「1と、2と、3と、4と……」のように裏から入ってくる「と」の部分が裏打ちです。

主にチューバなどの低音部隊が頭拍を打ってくれているのに加え、ホルンが裏拍でも支えることによってバンド全体のテンポが安定します。
吹奏楽部でクラリネット担当だった筆者も、裏打ちのありがたさを噛みしめつつメロディを吹いていました……。

以上のような役割を担っているホルンですが、その最大の魅力といえばやはり「縁の下ポジションとしてバンドを支える快感」を味わえることでしょうか。

クラシック音楽に比べ、吹奏楽ではホルンが全面に出ることは少ないため、一見「地味」「何をやっているか分からない」と思われがちです。
しかし、同じ曲でもホルンパートのあるなしで表情は大きく変わります。メロディー単体でも美しい曲は沢山ありますが、そこにハーモニーが加わることで音楽に深みが生まれ、より聴き手の心に強く迫るものとなるのです。

ひっそりと裏方に徹し、しかしバンド全体の響きをコントロールする。柔らかく優しい音が特徴のホルンですが、その実態は陰の黒幕なのかもしれません……。

ホルンに向いている人

前項でも述べましたが、ホルンはクラリネットやトランペットとは異なり、華やかなメロディーを担当する機会は滅多にありません。
そのため、たとえ日の目を見ることは少なくとも、音楽をより良いものにするために地道な努力を続けていける人こそ、ホルンパートにうってつけの人材といえます。

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また、ホルンはチューバやユーフォニアムに比べ、マウスピースが小さい作りになっています。
しかし、曲によってはかなり広い音量の幅を求められるため、慣れないうちは息のコントロールを誤って音が外れてしまいがちです。
誰でもミスは嫌なものですが(特に本番中は冷や汗もの)、時にはプロでさえ予期せぬミスをしてしまうのが音楽の世界。細かいことにくじけず、堂々と演奏を続けられるメンタルがホルン奏者には重要です。

「マウスピースが小さい」という点でもうひとつ挙げるのであれば、唇の形は小さく、薄い人の方がホルンには向いているといえます。
細いシャンク(楽器本体に差し込む部分)を通り抜けて楽器全体を響かせるような、長く、勢いの良い息を吹き込むように心がけましょう。

ホルン奏者あるある

ホルンという楽器の特徴として、どの楽器とも絶妙にブレンドする柔軟さがあります。
そのためか、どのバンドのホルンパートにも和気あいあいとした、仲の良い空気が漂っています。(トランペットやクラリネットは1st争奪戦が多発するので、時期によってはバチバチしがち……)
部内で対立が起きた時も中立の立場に徹し、双方の意見を聞ける穏やかな気質の人が多いのではないでしょうか。

続いて、ホルン奏者全てを悩ませている共通の悩みについて。
それは「右手の臭い」です。

ホルンは大きなベルの中に右手を差し込んで演奏するため、どうしても手に金属の臭いがつきがちです。
特に甲子園の応援や夏祭りのステージでは、汗を大量にかくため余計に臭いが……!
練習後の手洗い、楽器の掃除は必須ですね。

続きまして、ホルン奏者共通のお悩み第2弾。
筆者がこれまでに知り合ったホルン奏者のほぼ全員から「あれはちょっと困る」という声が上がったあるあるネタが、合奏中に言われる「ホルン、もっと大きく!」……だそうです。

ホルン吹き曰く「いや、こっちも最大限大きく吹いてるから!」とのこと。
楽器の構造上、ベルが客席(あるいは指揮者)の逆方向に向いているホルンは、真っ直ぐ前を向いている他の管楽器に比べ、音が前方に届きにくい作りになっています。
そのうえホルンの近くには、「音量の王様」ことトランペットが高確率で配置されており、大音量のファンファーレなどにかき消されがち……。
そのため、やたらと「もっと大きく!」と言われることに不満を感じるホルン奏者が多いようです。

まとめ

大変な点も含め、ホルンという楽器には魅力がたくさんあります。
普段は花形楽器ばかり注目してしまうという方も、この記事をきっかけに、少しでもホルンに興味をもっていただければ幸いです。

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