フランツ・リストの作品の特徴。代表曲おすすめ10選

出典:[amazon]愛の夢~リスト:ピアノ名曲集

高度なテクニックを要するピアノ曲のイメージが強いリストですが、実は交響詩というジャンルの名付け親でもあることをご存じでしょうか。そんなリストのピアノ曲と、ピアノ独奏以外の曲から、代表的な有名作品を10曲紹介します。

フランツ・リスト作品の特徴

ピアノの魔術師と呼ばれたリストの超絶技巧は、その高すぎるテクニックから、指が6本あるのではないかという噂がたつほどでした。またその演奏によってピアノが壊れてしまうこともあり、演奏会では予備のピアノが用意されることもあったようです。観客の中には気絶してしまう人もいたとされていますが、演奏をしている本人も例外ではなく、リスト自身も演奏中に気絶することがありました。

リストの超絶技巧

リストは若い頃に聴いたニコロ・パガニーニのヴァイオリン演奏にとても感激し、自信も超絶技巧を目指しました。そんなリスト自身がピアニストとして超絶技巧を得意としたことから、高度なテクニックを要する作品がたくさんあります。そしてリストは手がとても大きかったこともあり、オクターヴ以上の幅が必要とされる作品も多く、その点でも難易度が高くなっています。

後半では表現力にも力を入れていた

現役でピアニストとして活躍していた時代は、とにかく超絶技巧、即興などのテクニックに重きを置いていましたが、後半では表現をすることにも力を入れていました。諸説ありますが、当時交流のあった対照的な音楽家であったショパンの影響を受けたのではないかと言われることもあります。ショパンはリストのテクニックを認めていましたが、あまりにテクニック重視の演奏だったことに指摘もしていました。

フランツ・リスト代表曲ピアノ曲から8選

まずは、リストと言えばピアノのイメージが圧倒的なのでピアノ曲から8曲紹介します。

ハンガリー狂詩曲 第2番

リストがピアノ独奏用に作曲したハンガリー狂詩曲という作品集には19曲の作品が入っていて、中でも第2番がよく知られています。有名なアニメ、映画の中でも使われたため、クラシックに詳しくなくてもこの曲は聞いたことがあるという人は多いはずです。また作品集のうち数曲は、オーケストラ用に編曲もされています。

愛の夢 第3番

愛の夢は実は3曲で構成されたピアノ曲ですが、第3番が有名で、その1曲だけが演奏されることが多くなっています。「3つの夜想曲」と副題がついていて、もとは歌曲として作曲されていましたがピアノ曲に編曲されました。またフィギアスケートで使用されたことにより、もともと曲を知らなかった人にも一時的に知られるようになりました。

パガニーニによる大練習曲 第3番「ラ・カンパネラ」

この曲は、リストが超絶技巧を目指すきっかけとなったニコロ・パガニーニの、ヴァイオリン協奏曲を主題に編曲された作品です。しかし、一般的にはリストのオリジナル曲とされています。カンパネラとは「鐘」という意味のイタリア語で、曲中で表現される美しい鐘の音が魅力的です。またこの大練習曲中の第6番「主題と変奏」もよく知られています。

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3つの演奏会用練習曲 第3曲「ため息」

3つの演奏会用練習曲には、名前の通りピアノ曲が3曲あります。それぞれ「悲しみ」「軽やかさ」「ため息」とタイトルが付いていますが、これはリストが付けたものではなく、出版される際に付けられたもののようです。

巡礼の年 第3年「エステ荘の噴水」

巡礼の年は、それまでに作曲したものを集めた曲集で「第1年:スイス」「第2年:イタリア」「ヴェネツィアとナポリ(第2年補遺)」「第3年」の4集で構成されています。第3年には7曲あり、そのうちの4曲目がエステ荘の噴水です。

メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」

この曲は、詩人のニコラウス・レーナウの詩から作曲されました。「レーナウの「ファウスト」による2つのエピソード」という管弦楽曲の第2曲としても知られています。

ピアノソナタロ短調

リストのピアノソナタとして、残っている作品では唯一のこの曲は、初演当時、賛否両論が巻き起こっていました。曲はロベルト・シューマンに献呈されましたが、その妻でピアニストでもあったクララ・シューマンは、否定的な意見を残しているようです。初演はリストの弟子のハンス・フォン・ビューローが行いました。

超絶技巧練習曲 第4番「マゼッパ」

高度なテクニックが必要とされる、超絶技巧練習曲には12曲の作品がありますが、中でも第4番のマゼッパが有名です。超絶技巧練習曲は改訂が2回行われていて、1回目の改訂で「24の大練習曲」として出版され、リストの師であったカール・ツェルニーに献呈されました。現在よく演奏されているのは2回目の改訂後のものです。

フランツ・リスト代表曲ピアノ独奏曲以外から2選

リストの作曲したジャンルは幅広くたくさんの作品が残されていますが、その中でもピアノ独奏曲以外でよく知られている曲から、2曲紹介します。

交響詩「レ・プレリュード」

前奏曲という意味のタイトルが付いたこの作品は、リストの交響詩13曲のうち3曲目にあたります。交響詩とは、標題音楽の中でも交響詩と作曲者が名付けたもののことです。また標題音楽とは簡単に、風景や物語などといった音楽以外のものを、観客に想像させるように創られた器楽曲のことを言います。

ピアノ協奏曲第1番変ホ長調

通常とは違った構成だったこの曲は、当時は批判されることもあり、批判側からは「トライアングル協奏曲」と呼ばれたりもしました。この作品の第3楽章で使用されるトライアングルですが、当時としてはその使用自体が珍しかったようです。

>>フランツ・リストってどんな人?その生涯や性格は?

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