グスタフ・マーラーの作品の特徴。代表曲おすすめ12選

出典:[amazon]Gustav Mahler: Complete Edition

主にウィーンで活躍していたグスタフ・マーラーは、作曲家としてはもちろんですが、当時の指揮者としてもとても有名な音楽家でした。そんなマーラーの、代表的なジャンルや作品の特徴について触れながら、紹介をしていきます。

グスタフ・マーラーの作品について

指揮者としての活動が忙しかったマーラーにとって、作曲に専念できる期間は夏の休みの間くらいだったそうです。マーラーは交響曲のほとんどを短い期間で完成させながら、同じ期間内に歌曲の作曲も行いました。

代表ジャンル

作曲家によっては代表ジャンル以外の作品も多く残していたり、代表ジャンル以外でも有名な作品があったりしますが、マーラーに関しては交響曲と歌曲というように、代表的な作品がはっきりと絞られています。それは、作曲に専念できる期間が短いからこそ、ジャンルを絞って作曲に取り組んだということなのかもしれません。

作品の特徴

マーラーは、作品に人生を反映させることがよくあったそうで、その代表的な作品が未完成の交響曲第10番です。マーラーが交響曲第9番を完成させたころ、妻アルマは若い建築家の男性と恋に落ちていました。それによりマーラーは精神的に大きな衝撃を受け、その様子が第10番に現れているとされています。

また交響曲は特徴的なものが多く、声楽を伴うもの、上演時間や人数などに関して大規模なもの、また当時では珍しい様々な楽器を使用するものなどが、多く書かれています。

グスタフ・マーラー 交響曲のおすすめ8選

まずは交響曲の中から8作品の紹介をします。副題が付いているものが多くありますが、マーラー自身が付けたものではないことがほとんどのようです。

交響曲第1番

この作品には「巨人」という副題が付いていましたが、何度かの改訂の内に作曲者本人によって外されました。マーラーの交響曲としては演奏時間が約50~60分と短い作品で、演奏されることの多い交響曲です。この作品が作曲されている時期に書かれていた「さすらう若人の歌」からいくつかの旋律が主題として使用されています。

交響曲第2番

「復活」という名前でも知られていますが、これはマーラー自身が付けたものではないようです。完成は1894年、翌年に初演が行われました。独唱だけでなく合唱がある交響曲で、人気作品の1つです。

また自身の歌曲集から歌詞を使用していて、同じ作品の歌詞を使用している交響曲があと2作品あります。演奏時間は約80分ですが、有名な演奏ではその演奏スピードによって10分~20分ほどの差があるようです。

交響曲第3番

1896年に完成したこの第3番は、最長の交響曲ということでギネスに載ったことがありました。約100分の演奏時間で、独唱だけでなく合唱が含まれています。第2番と同じ歌曲集から歌詞を使用していて、第2番~第4番までの3作品をあわせて「角笛三部作」とも呼ばれるようです。

スポンサーリンク

交響曲第5番

マーラーには絶頂期が何度かありましたが、そのうちの1つの絶頂期がこの作品の作曲時期にあたります。1902年に完成し、よく演奏される作品となりました。また映画で使用されたことが、人気の理由の1つでもあります。

交響曲第6番

「悲劇的」という副題でも呼ばれるこの作品は、1904年に完成し1906年に初演が行われました。演奏時間は約80分で、作品中特に意味を持つ打楽器として、ハンマーが使用されています。またこの副題は、マーラー自身が付けたものかどうかはわからないようです。

交響曲第7番

冒頭でテノールホルンが使用されているこの作品は、第2、第4楽章に「夜曲」と名前が付いていることから「夜の歌」とも呼ばれます。しかし、これは正式に付けられたものではないようです。1905年完成、1908年に初演が行われています。

交響曲第8番

「千人の交響曲」と呼ばれるこの交響曲は、初演当時の演奏に1000人以上を動員したことでその名が付きました。しかしマーラー自身が付けたものではなく、本人は気に入らない様子だったとされています。200人弱のオーケストラと800人以上の合唱で演奏されたそうです。

交響曲第9番

第9番の前には番号の付いていない交響曲が作曲されているため、実際は10作品目の交響曲です。また、次に作曲される第10番が未完成のままマーラーが亡くなってしまったことにより、完成している交響曲としては最後の作品になりました。1909に完成されましたが、初演はマーラーが亡くなった後の1912年に行われています。

グスタフ・マーラー 歌曲のおすすめ4選

交響曲を作曲している間に、並行して歌曲の作曲もマーラーは行いました。紹介する4作品は全て歌曲集です。

さすらう若人の歌

1885年に完成したこの作品は、全4曲の歌曲集で、当時のマーラーの恋愛から生み出されたとされています。マーラーの恋の相手はソプラノ歌手として活躍していた女性でしたが、その恋は悲しい恋となってしまいました。また、交響曲第1番の主題として、歌曲集中のいくつかの旋律が使用されています。

若き日の歌

3集の合計14曲で構成されているこの歌曲集は、独唱とピアノ伴奏のために作曲されました。マーラー初期の作品の1つです。

少年の魔法の角笛

この作品タイトルの訳に関しては様々なものがあるため、「少年」の部分が「子供」になっていたり、「魔法」の部分が「不思議」になっていたりします。1898年に完成していますが、もとはそれぞれ別に作曲されたものをまとめた曲集です。

亡き子をしのぶ歌

もとはリュッケルトの詩集にある425篇から5篇選んで作曲された作品です。1904年に完成し、翌年に初演が行われています。

>>グスタフ・マーラーってどんな人?その生涯や性格は?

>>[amazon]クラシックのジャンル別話題作をチェック!

スポンサーリンク
(Visited 31 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)