フランツ・シューベルトの作品の特徴。代表曲おすすめ12選

出典:[amazon]シューベルト:交響曲全集

ウィーンの作曲家として知られているシューベルトは、現在ではとても有名な作曲家ですが、当時はあまり広く知られている人物ではありませんでした。実は、広く知られるようになり様々な作品が世に出始めたのは、シューベルトが亡くなってからかなり時間が経ってからだったようです。

そんなシューベルトの作品からおすすめのものを、ジャンル別に紹介していきます。

シューベルトの作品について

シューベルトの作品には、一般的に使用されることの多い作品番号ではないものが使用されていることをご存じでしょうか。その作品番号に関することや、作品の主な特徴について少し解説します。

作品番号

出版が遅くなっているシューベルトの作品は、通常の作品番号が付いているものばかりではないことから、音楽学者のオットー・エーリヒ・ドイチュという人物によって付けられた「D番号」が使用されることが多いようです。その表記の仕方は国などによって様々ですが、一般的に「ドイチュ番号」と読まれます。

作品の主な特徴

シューベルトは、様々な人の詩に曲をつける形でたくさんの作曲を行っていました。曲の雰囲気も様々で、同時期の作品でも全く違った様子や形式を使用することも多かったようです。

シューベルトの歌曲 おすすめ5選

当初は歌曲の作曲家として知られていたことから、シューベルトは「歌曲の王」とも呼ばれています。

野ばら D257

学校の音楽の教科書に載っている作品のため、もしかしたら授業で聞いたり歌ったりしたことがある方も多いかもしれません。また、CMや様々な所でのBGMとしても使用される機会の多い作品のため、教科書に載っていたことを知らなくても、耳にしている可能性は高いはずです。

ゲーテの詩を歌曲にした作品の1つで、単純なピアノの伴奏付きとなっています。シューベルト18歳のころの作品です。

子守歌 D498

シューベルト19歳のころの作品で、「シューベルトの子守歌」と呼ばれています。とても有名な子守歌で、もとはドイツ語ですが、日本語訳の子守歌がよく歌われているため知っている方も多い作品ではないでしょうか。また、CMでも使用されたことのある作品です。

魔王 D328

シューベルト18歳のころの作品で、ゲーテの詩を歌曲にした内の1つです。教科書に載っていたり、テレビで聞いたりする機会もある作品のため、こちらも広く知られている1曲ではないでしょうか。1人の歌い手で何役も歌い分ける必要があることや、詩の内容がとても印象的です。

アヴェ・マリア 「エレンの歌 第3番」 D839

アヴェ・マリアと言うと宗教的な作品のように感じるかもしれませんが、実は宗教曲ではありません。CMや映画などで使用されたため、聴いたことがあるという方も少なくないはずです。シューベルト28歳のころの作品です。

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歌曲集「冬の旅」D911

30歳で作曲され、31歳の年に出版された全24曲の歌曲集です。ヴィルヘルム・ミュラーの詩に曲を付けたもので、先に12曲が作曲されましたが、後に続きがあることを知ったシューベルトは更に12曲の作曲を行いました。演奏時間が1時間を超える曲集で、第1部の5曲目にあたる「菩提樹」が特に有名です。

シューベルトのピアノ曲 おすすめ6選

現在では演奏される機会の多くなっているシューベルトのピアノ作品から、一般的にも広く知られている作品を紹介していきます。

4つの即興曲 D899

1827年作曲とされているピアノ独奏曲で、難易度はそこまで高くないため、練習曲としての使用頻度が高い作品です。

4つの即興曲 D935

先に紹介した「4つの即興曲」と同様に、1827年作曲とされているピアノ独奏曲ですが、それらには大きな違いがあるとしても有名です。

ピアノソナタ第16番イ短調 D845

のだめカンタービレで演奏シーンがあったことから、見ていた方は知っている作品かもしれません。28歳のころに作曲されたピアノソナタで、翌年にシューベルトのピアノソナタとしては初めて出版されました。全4楽章で構成されている作品です。

楽興の時 D780

6曲で構成されている曲集で、第3番が特に有名です。CMでの使用もされていたため、聴いたことがあると感じるかもしれません。

幻想曲ハ長調 D760

「さすらい人幻想曲」と一般的に呼ばれるピアノ独奏作品です。4楽章で構成されていて、他のピアノ作品と比べると少し難易度が高いことでも知られています。なんと、シューベルト本人も弾きこなすことができずに怒ってしまったそうです。

3つの軍隊行進曲 D733

BGMとして度々使用されることがあったため、第1番がよく知られています。もとはピアノ連弾用に作曲されましたが、現在ではピアノ独奏でも演奏機会の多い作品です。シューベルト21歳の年の1818年に作曲され、1826年に出版されました。

シューベルトの室内楽 おすすめ1選

ここで紹介する作品には、アルペジョーネという楽器が使用されています。この楽器は、発明されてからもあまり広く普及されることのなかった楽器だったそうで、現在ではこの楽器の演奏パートがある場合は、違う楽器で代用することがほとんどです。そんな珍しい楽器を使用したシューベルトの作品を1つ紹介します。

アルペジョーネソナタ イ短調 D821

1824年、シューベルトが27歳の年のこの作品は、アルペジョーネという楽器とピアノのためのソナタとして作曲されました。ウィーンで発明されたこの楽器は、6弦の弦楽器で見た目はチェロを少し小さくしたような形をしています。演奏は弓で行われますが、ギターのような性質もあるため「ギター・チェロ」とも呼ばれました。現在では違う楽器で演奏されることが多くなっていますが、他の楽器では完全に再現することが難しいようです。

作品は3つの楽章で構成されていて、演奏時間は30分前後になります。

>フランツ・シューベルトってどんな人?その生涯や性格は?

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