トロンボーンの悩み。音こもる・音が飛ばない・音がカスカスの原因と対処法は?

その華やかな見た目と優雅な音色で、バンドの中でもひときわ目を引くトロンボーン。しかし、その優雅な音色の会得には一朝一夕では難しいもの。練習していて音がこもってしまったり、音が飛ばなかったり、あるいは音がかすれたり割れたりして悩むこともあるでしょう。この記事では考えられる原因とその対処法についてご紹介します!

トロンボーンの悩み

トロンボーンは中音域を担当する金管楽器です。

主にバンドのハーモニーを担う楽器ですが、その音量と豊かな音色から主旋律や対旋律を担当することもあります。その他にもブラスバンドでのマーチでは裏打ち(リズム打ち)を任されることも多く、楽譜を見て「またか…」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか?

幅広い役割をこなすためには、自分の弱点に応じた効果的な練習や対処を行い、苦手箇所を減らすことが重要です。

トロンボーン初心者の代表的な悩みは、

  • 音がこもる、飛ばない
  • 音がカスカスになる、割れる
  • 音程が悪い
    です。

それぞれの対処法について以下から説明していきます。

音がこもる、飛ばない

音がこもってしまったり、飛ばなかったりという問題はいくつか考えられる原因があります。

アパチュアが狭すぎないか、呼吸が浅くなっていないか、などです。

アパチュアも呼吸法も、目的は共通しています。「トロンボーンにしっかり息を吹き込み、楽器を良く鳴らすこと」です。音がこもる・音が飛ばないというときには、まずは楽器自体を良く鳴らすために必要な体の準備がしっかりできているかという点をチェックしてみましょう。

アパチュアに関しては、狭すぎても広すぎても逆効果です。鏡などを見ながら自分のアパチュアを確認してみましょう。口回りの筋肉を上手く使うことも大切です。

呼吸に関しては、とにもかくにも腹式呼吸を徹底することです。

基礎練習中も、長い合奏中も、疲れてバテてきた難曲の後半も、常に体全体で深いブレスを取ることができていますか?

呼吸を深くするには、正しい姿勢で行うことも重要な要素です。良い姿勢でスムーズに息が流れるように意識してみましょう。

ホール・レッスン室問わず、演奏するときには客席の一番奥に座っている人に聞かせるイメージを持つことも大切ですね。

音がカスカスになる、割れる

苦手な音域になると音がかすれてしまったり、割れてしまったりすることがあると思います。唇を締めすぎるなどのアパチュアの問題や、タンギングが強すぎて音が割れてしまうことが原因として考えられます。

そういうときは色々な音域の音を、p~fまで様々な音量でロングトーン練習してみましょう。

アパチュアに関しては上述でも説明している通りですが、カスカスになってしまう苦手な音をマウスピースだけでもキレイに出せるように練習できると尚良いです。

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アタックが割れるときの対処法としてはタンギング練習に加えて、ノータンギングで発音する練習も効果的です。

音色の問題全般に言えることですが、自分が理想とするプレイヤーの音源を聴く、それをイメージしながら真似をして吹いてみることも有名な練習法ですね。

とはいえ、ハリのある華やかな音もトロンボーンの持ち味。「破裂音」はいけませんが、曲調やジャンルによっては部分的にハリのある音が必要になる場面もあるということは覚えておきましょう。

音程が悪い

トロンボーンはスライドで音程を作る楽器です。音程が悪いということは、正しい音程をイメージできていない、つまり音感が鍛えられていないことや、アンブシュアや息の入れ方が不安定であることが考えられます。

数秒で終わる曲や合奏練習というのはありませんから、口がバテてきても安定したアンブシュアを維持すること、温かいステージ上でどんどん上がってくるバンドのピッチに耳で合わせられることが大切です。

安定した口の形を癖づけるには唇だけ、あるいはマウスピースだけでしっかりした音を鳴らします。バズィングの後にマウスピースを当て、鏡で口の形を見ながら音を出してみましょう。

マウスピースで狙った音をしっかり出すことは音感の練習にも役立ちます。まずはB♭を狙って出せるようにします。慣れてきたらマウスピースで音階も練習してみましょう。

ロングトーンで音を揺らさずにまっすぐ鳴らす練習も有効です。

そして周囲の音に自分の音程を合わせるためには、自身の耳を鍛えるほかありません。すぐに習得できるものではないことを念頭に置いて地道に積み重ねましょう。

チューナーの針を真ん中に合わせることが、正しいピッチとは限りません。あくまでバンドの音程に合わせることがゴールです。針を意識しすぎると耳の訓練にならないため、チューナーなどで音を鳴らしながら耳だけでチューニングする練習をしましょう。

重要なのは、どの音程だと気持ち良く音が合うか、逆に音程が合っていないときはどういう揺れに聞こえるのかをまずは理解することです。吹きながら意識を向けるのは難しいので、その場合は一度録音してみても良いですね。

その他、音感を鍛えるには「チューニングCD」を使って特定の音を鳴らしながら音階練習を行うことや、実際に音階やメロディーを声で歌うことでソルフェージュ力を高める方法などもあります。

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>>トロンボーンの上手い人の特徴。上手くなるための練習法3つ

 

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