モーツァルト「魔笛」の解説。作品の概要やあらすじは?

出典:[amazon]モーツァルト生誕250年記念 エターナル:モーツァルト

モーツァルトという名前を聞いて思い浮かぶ作品は、他の作曲家の名前から思い浮かぶ作品と比べると、少し多いように感じませんか?この記事では、そんなモーツァルト作品の中でも、思い浮かべる方が多いであろう「魔笛」について紹介をします。

モーツァルトの生涯

古典派音楽の代表的な音楽家であるモーツァルトは、1756年に誕生しました。幼いころから「神童」と呼ばれ、何度も演奏旅行を行い様々な場所に訪れています。6歳でローマ皇帝の娘であるマリア・テレジアの前で演奏を行ったり、14歳で勲章を授与されたりという経験を子供のころからしていますが、実は収入が少なく、晩年には借金をするような状況でした。

20代前半は、父親によって行かされたパリでは様々な苦労があり、さらには母親を亡くしてしまいます。その後戻った故郷では、宮廷の仕事に復帰しますが数年で解雇されることになりました。

その後26歳で結婚をすると、その妻との間には6人の子供が生まれますが、当時は幼い子供の死亡率が高かったため、成人できたのは2人だけでした。

そして1791年に35歳という若さで亡くなりましたが、当時は死因について、毒殺だったのではないかという噂が流れたとされています。

モーツァルトの作曲の特徴

作曲スピードがとても早かったことでも知られているモーツァルトは、35歳という若さで亡くなったとは考えられないほど、数多くの作品を作曲しました。その数は、断片的なものも含めると900曲以上もあり、さらにはそのジャンルも幅広くなっています。

オペラ「魔笛」k.620

作曲に関して

この作品は、台本を書いたシカネーダーから、友人のモーツァルトに作曲の依頼があったことをきっかけに作曲されました。このシカネーダーは台本を書くだけでなく、作品中の登場人物であるパパゲーノ役も行っています。

作中の曲としては「夜の女王のアリア」がとても有名で、高音部の難易度が高い曲としても知られています。

作曲・初演された1791年の12月にモーツァルトは亡くなっているため、この作品が最後のオペラとなりました。

登場人物や演奏時間

この物語の主な登場人物は下記のメンバーです。

  • 夜の女王
  • ザラストロ
  • タミーノ
  • パミーナ
  • パパゲーノ

また演奏時間は、2幕で約2時間40分になります。

物語のあらすじ 第1幕

王子タミーノが、大蛇に追われている最中に気絶してしまうと、そこへ夜の女王の侍女3人が現れ大蛇を倒します。そして侍女たちがタミーノのことを報告しに向かうと、その間に登場したパパゲーノが、大蛇を倒したのは自分だと嘘をつきました。

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しかし、戻ってきた侍女たちによってパパゲーノの口には鍵が付けられ、タミーノは女王の娘パミーナの絵を渡されます。絵を見てパミーナに恋をしたタミーノは、パミーナがザラストロという悪者に攫われたと聞かされました。

助けに行くことにしたタミーノには魔笛が渡され、口の鍵を外されたパパゲーノはタミーノのお供をするよう言われると、さらに魔法の鈴を渡されます。

ザラストロの神殿に場面が変わると、そこの奴隷頭とパミーナの前に、先に潜入していたパパゲーノが現れました。奴隷頭とパパゲーノは、お互いの見た目に驚き逃げ出しますが、パパゲーノはパミーナに助けに来たことを伝えます。

そしてザラストロの神殿前に場面が変わると、タミーノは2人の元へ急ぎ向かいました。また2人もタミーノの元へ向かおうと、笛の音を頼りに脱出を図ります。途中2人は見つかってしまい、捕まりそうになりますが、魔法の鈴の力で逃れることができました。

ところが、今度はそこへザラストロと神官たちが現れ、捕まったタミーノとパミーナが初めて顔を合わせます。惹かれあう2人を引き離そうとした奴隷頭に、ザラストロは罰を与えました。

物語のあらすじ 第2幕

タミーノとパパゲーノは、命を懸けた試練を受けることになりました。試練の最中には冒頭で登場した侍女たちが現れますが、最初とは違う態度の2人に驚き退場します。

そしてパミーナが眠っている場面に変わると、パミーナを自分のものにしたいと思う奴隷頭が現れますが、突然登場した夜の女王に驚き隠れます。女王は復讐の気持ちを伝え、パミーナにザラストロを殺すように指示をしました。

それを聞いていた奴隷頭はパミーナに詰め寄りますが、現れたザラストロに退場させられ、去り際に女王の元へと呟きます。

そして試練を受けている2人の所には、フードを被った老女が現れると、自分はパパゲーノの恋人だと言って立ち去ります。さらに、同じくそこへ現れたパミーナがタミーノに話しかけました。しかし、試練の最中で話すことができないタミーノは、返事をすることができません。試練の内容を知らないパミーナは悲しみ、その場を後にします。

場面が変わり、1人になったパパゲーノは、再び老女と出会いました。パパゲーノはその老女を愛することを誓わされますが、老女がフードを脱いで美しい女性パパゲーナになるのを見て、とても喜びます。しかし、パパゲーナは神官に連れていかれてしまいました。

今度はパミーナが自殺をしようとしている場面に変わります。自殺を止めた3人の童子が、パミーナとタミーノを再会させると、2人は試練を一緒に乗り越えることにしました。

そして、1人悲しむパパゲーノが首を吊ろうとしている所にも童子たちが現れると、魔法の鈴のことを思い出させます。すぐにその場で鈴を使い始めると、そこにパパゲーナが現れて、2人は喜びながら退場しました。

クライマックスでは、夜の女王と侍女たちを連れた奴隷頭が現れますが、光の力に勝つことはできず、タミーノとパミーナが祝福されて幕を閉じます。

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