トロンボーン初心者におすすめの練習曲6選

今回はトロンボーン初心者におすすめの練習曲を紹介していきたいと思います。

1.きらきら星

「きらきらひかる お空の星よ……」で有名なこの曲。実は、もともと18世紀フランスで流行していた音楽だということをご存じでしょうか。
この曲を元にモーツァルトが編曲した「きらきら星変奏曲」は、クラシックピアノの発表会をはじめ、多くの人に演奏されるコンサートの定番曲となっています。

バンド全体におけるトロンボーンの重要な役割といえば、存在感のあるどっしりとした音で奏でる和音です。
和音はひとりの奏者だけで作り出せるものではありません。共に和音を作るパートの仲間と溶け合うような、安定したピッチが出せるように練習しましょう。

「きらきら星」は音の極端な上がり下がりがないため、1音1音のピッチに気を配りながら吹くトレーニングができます。
「変奏曲」バージョンになってしまうと、後半は16分音符など細かく速いパッセージが登場するため、慣れないうちは前半部分をゆっくりとしたテンポで練習しましょう。

2.グリーン・スリーブス(イギリス民謡)

タイトルでピンとこなくても、この曲のメロディを耳にしたら「電話の保留音で聴いたことがある!」と思う方は多いのではないでしょうか。
8分の6拍子で進んでいく曲調と、どこか物寂しい雰囲気が特徴の曲です。

この曲は短いフレーズが1つ1つスラーで区切られており、音と音の移り変わりをなめらかに演奏する必要があります。

トロンボーンはトランペットのようなピストン楽器と違い、スラーをかけるのが難しいといわれています。
スライドの位置は変えず、口の中の狭さや息のスピードを調節して倍音を変える「リップスラー」、スライドを引きながら舌を軽く引く「レガートタンギングスラー」など、音型によってどの奏法を使うのか判断できるように、簡単な曲を用いて練習しましょう。

3.亡き王女のためのパヴァーヌ

この曲は、「ボレロ」で有名なラヴェルが作曲したピアノ曲です。
発表から11年後、ラヴェル自身の手で管弦楽用に編曲されました。ピアノとフルートのデュオ、弦のアンサンブルなど、様々な形で演奏されている人気曲です。

♩=54という非常にゆったりとしたテンポで演奏されるため、安定したロングトーンを練習するにはうってつけの曲です。
はじめのうちは「楽譜に書かれている音を正しく鳴らすこと」「音をしっかり伸ばすこと」のみに集中して練習をし、楽譜どおり吹けるようになったら、強弱や、曲の中でもっとも盛り上げるべき場所はどこか? といったことを意識するのがコツです。

音数の少ない曲はシンプルで簡単に聴こえますが、奏者の音楽的な表現力が試される一面もあります。
こういった楽曲は、初心者のうちだけでなく、楽器を始めて数年が経ってからも是非挑戦してみましょう。

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4.きよしこの夜(Silent night)

続いて、クリスマスシーズンにぴったりの有名曲です。
学校や地域のクリスマスイベントでこの曲を歌ったことがある、という方も多いのではないのでしょうか。

しんしんと降る雪をイメージさせるような静かな曲調と、ゆったりながら8分の6拍子で進んでいくテンポが特徴的な楽曲です。
付点のついた8分音符や4分音符が繰り返し登場するので、伸ばしすぎて次の音の入りが遅れたり、逆にブツブツ切れてしまったりしないよう、拍を意識しながら練習しましょう。

上手く演奏できるようになったら、クリスマスにトロンボーン仲間でアンサンブルをしてみてはいかがでしょうか?

5.彼こそが海賊(映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』より)

トロンボーン奏者がしっかり身に付けるべき基本として、ロングトーンやリップスラーの他に、舌を使って音を区切る「タンギング」があります。
この『彼こそが海賊』は、楽しみながらタンギングの技術を身に付けるにはもってこいの曲です。

タンギングは息の流れを舌で止め、音にメリハリをつけるためにあります。
しかし、はっきり吹こうと張り切るあまり、歯の裏に舌を叩きつけるようなタンギングになってしまうのはNGです。
「舌はあくまでも短く触れるだけ、一瞬触れたらすぐ離す」のがポイントです。

慣れないうちは楽譜の指示よりもゆっくりとしたテンポで練習し、正しいタンギングが出来るようになったら次第にテンポを上げていきましょう。

6.We will rock you(Queen)

伝説的な人気を誇るイギリスのロックバンド、Queenの有名曲です。
足踏みとクラップで始まるあのイントロを聴いただけで、「キター!」とテンションが上がってしまう方も多いのではないでしょうか。

大編成のバンドでは主に和音でメロディを支えているトロンボーンですが、ソロで活躍する楽曲も沢山あります。
ふくよかで堂々とした中低音のサウンドは、この曲のようなロックナンバーに映えること間違いなし!
演奏する際は、歯切れよく、ステージ上のフレディのように自信たっぷりに吹いてみましょう!

まとめ

クラシックから映画音楽まで、様々なジャンルの練習曲をご紹介しました。

「練習曲」といっても決して初心者のうちだけでなく、楽器を始めて暫くが経ったという方でも、基礎練習の一環として役立つ要素が盛りだくさんです。
楽しみながら、トロンボーンの演奏に必要な技術を身に付けましょう!

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>>トロンボーンについての解説。吹奏楽における役割や魅力は?向いている人や奏者あるあるなど。

 

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