ジョルジュ・ビゼーの作品の特徴及び評価、すごさは?代表作おすすめ6選

出典:[amazon]Carmen Suites & L’Arlesienne Suites

ジョルジュ・ビゼーは1838年フランスのパリに生まれた作曲家です。幼少の頃から音楽の才能を発揮し、「アルルの女」や「カルメン」を作曲したビゼー。今でこそ、学校の音楽室に写真があるくらい有名な作曲家の1人ですが、ビゼーが生きている間はあまり有名ではありませんでした。36歳という若さでこの世を去ったビゼーの作品とはどのようなものなのでしょうか。今回は、ビゼーの作品の特徴と代表作6選をご紹介します。

作品の特徴と評価

ビゼーは30曲以上のオペラ作品に着手しましたが、その半数以上は未完成または計画のみに終わってしまいました。完成したオペラ作品のいくつかは人気を博したようですが、ビゼーの作品が評価されたのは、ビゼーが亡くなったあとのことです。

子供の頃から天才的才能を発揮し、若くして多くの賞を獲得したビゼーでしたが、早くに母親を亡くすなど、その人生は決して順風満帆とは言えませんでした。
ビゼーの音楽を聞けば分かりますが、ビゼーの音楽の特徴は、大胆さの中にロマン派らしいとても情緒的なメロディーが含まれている点にあります。これは、ビゼーが多くの悲しみを乗り越えたからこそ生まれたメロディーなのかもしれません。

一方、ビゼーの内面的情熱が発揮されているのが、代表作「カルメン」です。情熱的な序曲から始まるこの曲は、ビゼーが持っていた音楽的才能が存分に発揮されています。初演当時は、今のように多くの聴衆から支持されることはありませんでしたが、時を経て、その素晴らしさが評価され現代ではもっとも人気のあるオペラとして世界中で愛されています。
その理由は、ビゼーが「カルメン」という作品の中で、人間の普遍性を表現したからかもしれません。

代表作6選

ビゼーの代表作品をご紹介します。ビゼーはオペラ作品を主に作曲しましたが、かなりの作品が未完成となっており、完成された作品でも、現在では演奏される機会はあまり無いようです。そこで今回は、オペラ以外の作品も交えながら代表作6選をご紹介します。ピアノ曲やオーケストラ曲など、珍しい作品もあるのでこれを機会にぜひ聞いてみてください。

半音階的変奏曲(1868)

後期ロマン派音楽らしいメロディーラインの美しい曲で、演奏時間はおよそ15分です。重々しい主題で始まり、どこか物憂げなメロディーの中に半音階が挿入されるドラマチックなピアノ曲です。あまりロマン派の音楽に関心を示さなかったグレン・グールドが録音したことで有名です。

子どもの遊び(1871)

ピアノ連弾のために作曲された作品集です。全部で12曲あり、演奏時間は20分程度とされています。この作品集の中から5曲抜粋し管弦楽に編曲した「小組曲」もあります。この「小組曲」は現在もしばしば演奏会のレパートリーとなっています。

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交響曲ハ長調(1855)

ビゼー17歳のときの作品です。年齢を考えると、いかにビゼーが早熟の天才であったかが分かります。作曲の先生であったシャルル・グノーの影響が色濃く出ている交響曲で、4楽章構成となっています。残念なことに、ビゼーが生きている間は一度も演奏されませんでした。しかし作品完成から80年が経過した1935年、ワインガルトナー指揮によって初めて演奏されることとなりました。

真珠採り(1862-1863)

ビゼーが25歳ときに作曲した全3幕からなるオペラです。アレクサンドル・ヴァレフスキ伯爵の依頼で作曲されました。当時大成功をおさめ、ビゼーの出世作となったオペラです。現在はあまり演奏される機会はありませんが、アリア「耳に残るは君の歌声」が有名です。

アルルの女(1872)

全3幕の付随音楽です。付随音楽とは、芝居や演劇を盛り上げるために作曲された音楽です。付随音楽を採用している作曲家は意外に多く、ベートヴェンの「エグモント」やメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」なども付随音楽の一つです。「アルルの女」はビゼーを代表する作品で、フランスの劇作家ドーデの作品に音付けしたものです。「アルルの女」から抜粋された組曲は、現代でもっともポピュラーな組曲の一つであり、だれでも一度は聞いたことのある名曲となっています。

カルメン(1873-1874)

全4幕のオペラで、数多くあるオペラ作品の中で1・2を争うほど人気のある作品です。作曲した当時は現在のような評価はされませんでしたが、ビゼーの死後少しずつ評価されるようになりました。脚本は、フランスの作家メリメの同タイトルの作品です。「アルルの女」と同様に、「カルメン組曲」もあり、コンサートで頻繁に演奏されています。また、後世の作曲家たちにより、カルメンのテーマをモチーフにした「カルメン幻想曲」も作曲されています。

まとめ

今回はビゼーの音楽的特徴と代表作をご紹介しました。ビゼーは短命であったため、作品数はそれほど多くありませんが、代表作「アルルの女」や「カルメン」以外にも親しまれている作品がいくつもあります。今回初めて知る作品が多かったかもしれませんが、これを機会に、ぜひビゼーの作品に触れてみてください。ビゼーの新たな一面に出会えると思いますよ。

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