ジュゼッペ・ヴェルディの作品の特徴。代表曲おすすめ7選

出典:[amazon]ジュゼッペ・ヴェルディ:真の発明家 ~イェルク・ハンドシュタインによる「音で聴くヴェルディの伝記」(Verdi: Das Wahre erfinden)[3CDs]

ヴェルディはたくさんの代表作を残しましたが、今回はその中でも特に有名なものから7作品を選びました。またオペラで有名なヴェルディではありますが、7作品の内1作品はオペラではないものを紹介します。

作曲者ヴェルディについて

まずは、作曲者本人についての紹介や解説をします。

ヴェルディの生涯を簡単に解説

8歳でスピネットという楽器を買ってもらったヴェルディは、幼いうちから音楽の才能を発揮していたようです。音楽院への受験は失敗してしまいましたが、その後は音楽教師から作曲などを学びました。

作曲家として最初のオペラ作品で成功を収めると、その後もたくさんの作品を作曲し、高い評価を得ることになります。

農場に住んだり政治の世界に入ったりと、音楽とは関係のないことも行ったヴェルディは、晩年には慈善活動に力を入れていたそうです。

2度の結婚ではそれぞれ悲しいことや苦労があり、また様々なことによって音楽から離れそうになりながらも、作曲を完全にやめてしまうことはありませんでした。

作品の特徴

ヴェルディの作品で有名なのは、やはり主な作曲ジャンルのオペラです。「オペラ王」とも呼ばれるヴェルディは、次々と作品を生み出しながら、その多くで高い評価を得ていました。

しかし当初の速い作曲スピードに比べて、農場へ移り住んでからのヴェルディは、作曲スピードを落としていました。様々な理由で農場へ移ったヴェルディから、作曲への意欲が全く失われることはありませんでしたが、もしかしたら少しだけ音楽の世界から離れたかったのかもしれません。

ヴェルディとワーグナー

ヴェルディは、同じ年に生まれた作曲家で有名になっていたワーグナーに対し、ライバル意識を持っていたようです。様々な点で対極的な2人ですが、どちらもそれぞれのジャンルで代表曲をいくつも残しています。

オペラからおすすめ6選

アイーダ

この作品は、ヴェルディのオペラの中でも特に有名な作品の内の1つで、全4幕で構成されています。演奏時間は約2時間半ほどです。作曲は1870年から行われ、翌年初演されました。エジプトの総督からの依頼で、オギュスト・マリエットという考古学者の原案をもとに作曲されたそうです。その依頼を受ける際の条件として、ヴェルディは高額な報酬を提示したと言われています。

作品中で特に有名な「凱旋行進曲」は、サッカーの応援歌としても流れるため、聴いたことのある人は多いはずです。

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椿姫

1853年に初演されたこの作品は、初演の大失敗が有名になっています。構成は全3幕で、演奏時間が約2時間に短縮されたものが、よく演奏されるようです。

小説がもとになっているこのオペラは、フランチェスコ・マリア・ピアーヴェが台本を作りました。「椿姫」は、ヴェルディの代表作というのはもちろんですが、オペラというジャンルの中でも演奏回数の多い作品です。

作品中の「乾杯の歌」はとても有名なアリアのため、曲の名前は知らなくても聴いたことがある人が多いのではないかと思います。

リゴレット

この作品は、1851年に初演された全3幕のオペラです。演奏時間は約2時間で、作品中の「女心の歌」が人気で有名なアリアとなっています。クラシックが身近な人だけでなく、このメロディはどこかで1度は耳にしているのではないでしょうか。

「リゴレット」は内容や状況的に、台本作りの段階ですでに厳しい作品だったようですが、曲が完成されると、ヴェルディの傑作として知られるようになります。

ナブッコ

この作品では、「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」という曲が第2のイタリア国歌として知られています。全4幕のオペラですが、この作品では「部」として数えるのが正しいようです。演奏時間は約2時間10分で、初演は1842年に行われました。

またこの作品が作曲される前、ヴェルディは妻子を立て続けに亡くしたことで、作曲の意欲を失っていました。しかし無理矢理渡された台本のセリフが目に入ると、作曲への意欲が復活したと言われています。

運命の力

1862年に初演が行われたこの作品は、その内容から改訂版が書かれていて、それが1869年に初演されています。全4幕のオペラで、演奏時間は約2時間50分です。また有名な「序曲」ですが、これは改訂版で入れられました。

イル・トロヴァトーレ

全4幕で構成されているこのオペラは、初演が1853年に行われました。アントニオ・ガルシア・グティエレスの戯曲が原作になっていて、演奏時間は約2時間10分です。作品中の「見よ、恐ろしい炎を」では、実際の楽譜には書かれていないテノールの高音に、注目が集まります。この高音が、作品のテノールの難易度をさらに上げているようです。

オペラ以外の作品からおすすめ1選

レクイエム(ミサ曲)

モーツァルトやフォーレの作品と並んで、「三大レクイエム」と呼ばれているこの作品は、「最も華麗なレクイエム」としても知られています。アレッサンドロ・マンゾーニというイタリアの詩人の追悼のために作曲が行われ、全体は7曲で構成されています。演奏時間は約80~90分になります

特に「怒りの日」に関しては、テレビでもBGMとして聴く機会の多い作品のため、聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。

>>ジュゼッペ・ヴェルディってどんな人?その生涯や性格は?

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