リヒャルト・シュトラウスの作品の特徴。代表曲おすすめ10選

出典:[amazon]R.シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》、交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》

リヒャルト・シュトラウスという音楽家の名前から、作品がすぐには思い浮かばないという人は多いのではないでしょうか。そこで、シュトラウス自身のことについて少し触れながら、代表的な作品をジャンル別に紹介していきます。

リヒャルト・シュトラウスについて

当時のシュトラウスは、作曲家だけでなく指揮者としても有名な音楽家として活躍していました。作曲に関して青年期から晩年にかけて変化をしていったシュトラウスですが、指揮についても、大きな動きのついた指揮から動きの少ない指揮へと変化をしています。

生涯

1864年にバイエルン王国に生まれたシュトラウスは、ミュンヘン宮廷歌劇場でホルン奏者を務めていた父親の存在により、幼いころから音楽の教育を受ける環境にありました。作曲も幼いころからすでに始めていたとされています。

そして青年期のシュトラウスは、この時代に有名な指揮者として活躍していたハンス・フォン・ビューローの補助指揮者になると、しばらくしてビューローの後を引き継ぎました。またこの時期までのシュトラウスは保守派の音楽家でしたが、アレクサンダー・リッターという著名なヴァイオリン奏者と出会うと、その影響から音楽に変化が現れます。

音楽以外の大きな出来事として残っていることをあげると、シュトラウスは第二次世界大戦後に、ナチスとの関係を疑われたことで裁判にかけられています。結果は無罪でしたが、裁判にかけられたという事実は音楽活動の大きな妨げになりました。

作曲に関して

シュトラウスは、自身の代表的なジャンルとなった交響詩やオペラの作曲をいくつも行いましたが、晩年は歌曲の作曲に移りました。これは、ナチス関係の裁判にかけられたことがきっかけだったとされています。結果は無罪でしたが、裁判にかけられたという事実から大きな舞台に関わることが減ってしまったようです。

リヒャルト・シュトラウスの代表曲 交響詩から5選

まずは最初の成功となった交響詩というジャンルから、5作品の紹介です。

ドン・ファン

シュトラウス最初の成功作とされているこの作品は、ニコラウス・レーナウという詩人をもとに作曲されました。1888年に作曲され、自身の指揮により1889年に初演されています。

ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら

1895年に作曲され同年に初演も行われたこの作品は、一度オペラに興味が移ったシュトラウスが再び交響詩を作曲するようになった際に作曲されたようです。オペラに興味が移ったものの最初はあまり良い結果とならなかったことから、オペラで大成功を収める作品を作曲するまでの間に、いつくかの交響詩が書かれました。その間に作曲された作品が、主な代表作として残されています。

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ツァラトゥストラはかく語りき

この作品の導入部が、海外の映画で使用されたことをきっかけに一般に知られるようになりました。使用されたのは少し前の海外映画ですが、そのメロディーは現在でもとても有名で、恐らく宇宙や惑星の映像をイメージする人が多いのではないでしょうか。

ドン・キホーテ

小説の「ドン・キホーテ」をもとに1897年に作曲された作品で、初演は翌年に行われています。作品中のチェロやヴィオラのソロが特徴的です。

英雄の生涯

シュトラウス最後の交響詩となったこの作品は、1898年に作曲され翌年に自身の指揮で初演が行われました。105名が必要となるオーケストラで、テクニックの面でも難易度が高い作品として知られています。ベートーヴェンの交響曲を意識したとされていて、友人に宛てた手紙の中でもそのようなことが書かれていたそうです。

リヒャルト・シュトラウスの代表曲 オペラから3選

次は、交響詩と同じく代表的なジャンルのオペラについて紹介をします。オペラの代表曲からは、大きな成功となった作品以降のものをピックアップしました。

サロメ

この作品で、シュトラウスはオペラの作曲家としても有名になりました。1905年に完成し、同年に初演が行われています。オスカー・ワイルドの「サロメ」が台本のもとになっていて、作品中の「サロメの踊り」が有名です。

エレクトラ

シュトラウスのオペラ作品は、フーゴ・フォン・ホーフマンスタールという人物と協力して作曲されているものが多く、この作品はその1曲目となりました。1908年に完成し、翌年に初演が行われています。

ばらの騎士

1909年から1910年にかけて書かれた作品で、初演は1911年にドレスデン宮廷歌劇場で行われました。その初演が大成功を収め、その後も立て続けに演奏が行われたとされています。台本はフーゴ・フォン・ホーフマンスタールによるものです。

リヒャルト・シュトラウスの代表曲 歌曲から2選

最後は、シュトラウスの晩年に作曲が行われた歌曲から2作品を紹介します。シュトラウス最後の作品も、この歌曲のジャンルで書かれました。

4つの最後の歌

タイトルにも4つと書かれていますが、この作品はソプラノ独唱と伴奏となる管弦楽のための、4曲の曲集です。現在では「春」「九月」「眠りにつくとき」「夕映えの中で」の順番になっていますが、初演当時は違う順番だったとされています。作曲されたのは1948年、初演は1950年のロンドンでした。

あおい

シュトラウス最後の作品となったこの曲は、あるソプラノ歌手の女性に贈呈されました。作曲されたのは「4つの最後の歌」と同時期で、公開初演は贈呈された女性が亡くなってから行われたようです。

>>リヒャルト・シュトラウスってどんな人?その生涯や性格は?

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