リヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき 導入部 ピアノ独奏編曲」の解説。難易度や弾き方の注意点は?

出典:[amazon]R.シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》、交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》

シュトラウスという名前から、代表曲のタイトルを思い出せる人は意外と少ないのではないでしょうか。もちろん有名な音楽家ですが、代表的な作品のジャンルが独奏タイプではないものがほとんどのためか、クラシック音楽を普段から聞いているという人でも、作品のタイトルを答えるのは難しいはずです。そこでシュトラウスの代表曲の中から、恐らく一般的知名度が最も高いのではないかという作品についての紹介をします。

リヒャルト・シュトラウス

作曲家としてのシュトラウスは、保守派から新しい音楽へと移ったことで様々な音楽を生み出しましたが、それには賞賛の声だけではなく批判的な意見もあったようです。

シュトラウスの生涯

シュトラウスは、父親が音楽家だったことで幼いころから音楽教育を受けました。またハンス・フォン・ビューローという、指揮者やピアニストとして有名な音楽家だった人物の補助指揮者になり、ビューローが退くとその後を引き継いでいます。

そして保守的だったシュトラウスの音楽に大きな影響を与えることになった、アレクサンダー・リッターというヴァイオリン奏者と出会い、その後は新しい音楽を次々と作曲していきます。そして交響詩でもオペラでも成功を収めると、それらの作曲家として知られるようになりました。

しかし、ナチスとの関係について指摘されたことから裁判にかけられてしまうと、晩年のシュトラウスは大規模な作品ではなく、歌曲での作曲に移ります。

結婚について

シュトラウスと結婚したパウリーネ・デ・アーナという女性は、妻としての評判はあまり良くなかったとされています。しかし、いくつかのシュトラウス代表作に関しては、この女性が作曲のきっかけになっているようです。

リヒャルト・シュトラウスの有名曲

シュトラウスの代表曲ジャンルとしては、先に少しあげた交響詩やオペラなどが主に知られているのではないでしょうか。それらについて少しずつ紹介をしながら、「ツァラトゥストラはかく語りき」についての解説をしていきます。

ジャンルについて

最初の交響詩は、「ドン・ファン」という作品から代表的なジャンルになりました。実は交響詩の中で有名な作品は、シュトラウスが一度オペラの作曲に移ってから、また再び交響詩に戻ったときに作曲されたものが多いようです。最初にオペラに興味を持って作曲を始めたころは、あまり成功と呼べる作品にはならず、もともと作曲していた交響詩に戻ったとされています。今回紹介する「ツァラトゥストラはかく語りき」も、その交響詩というジャンルの作品です。

そして交響詩で有名な作品をいくつも作曲した後、もう一度オペラの作曲を行い「サロメ」という作品で大成功を収めました。シュトラウスのオペラには、フーゴ・フォン・ホーフマンスタールという人物と協力した作品が多く、2人で協力した作品の代表作としては「エレクトラ」や「ばらの騎士」があげられます。

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「ツァラトゥストラはかく語りき」について解説

この作品は、シュトラウスの交響詩の中で、最も一般的に知られている作品としてあげられるのではないでしょうか。タイトルから作品かがわかる人は少ないかもしれませんが、聞いてみたら知っていたというようなタイプの作品です。もともとは、少し前の海外映画で使用されたことでこの作品の導入部が有名になりました。現在では度々耳にする機会のある作品のため、どこかで一度は聞いているはずです。

その有名な導入部に関しては様々な編曲を見る機会があるので、それらの独奏用の編曲をピアノで演奏する場合に関することを解説していきます。

「ツァラトゥストラはかく語りき 導入部 ピアノ独奏編曲」の難易度と弾き方について

この作品は、もとは交響詩ですが、独奏用の楽譜を探すと様々な編曲がありました。その楽譜ごとに少しずつ内容が違っているため、ここでは楽譜の細かな注意点ではなく、この作品をピアノ独奏で演奏をする際に気をつけることを紹介します。

難易度

この作品に関しては、楽譜によって差があると言ってもそこまで大きく違うわけではないため、全ての楽譜を確認できたわけではありませんが、難易度は恐らくあまり変わりません。一般的に言うレベルでは、中級程度であれば演奏可能な編曲になっているのではないでしょうか。また、よく知られている導入部だけの楽譜であればとても短くなっています。作品の格好良さはそのまま感じることができるので、そこまで難しくない作品で気分を上げたいという際には丁度良い曲です。

弾き方の注意点

この作品だけでなく、イメージで強い音を意識してしまう作品をピアノだけで演奏する場合、つい鍵盤を強くたたいてしまったり、押さえつけてしまったりすることがあります。しかし、ピアノの鍵盤はたたいても押さえつけても本来の音の強さが発揮できないため、大きく強い音を出したい場合には少しテクニックが必要です。

格好良い作品を演奏しようとするとテンションが上がってしまって、つい強く弾こうとしてしまうこともありますが、しっかりとピアノから出ている音を聞きながら、良い音で響かせる必要があります。その場合、よく初心者のうちに言われる表現かもしれませんが、腕の重さを意識して鍵盤に上手く乗せられるようになるのが1つのコツです。

またこの作品の導入部に関しては、雰囲気を出すための間がとても大切になってくるため、そこはイメージを大切にしても良いかもしれません。

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