近年、大人になってから楽器を始める方が増えてきました。
自宅にいる時間も増えて、楽器の練習をしたい方が多くなったと思います。
しかし、自宅で楽器の練習をすると近所迷惑になるのではないかと心配になりますよね。
演奏会ではリラックス効果のあるクラシックも、
練習となると間違えたり、同じフレーズを何度も練習したりします。
練習の音が聞こえてきてしまう人にとっては不快になる場合もあります。
楽器によってはサイレント機能や弱音機能がついていて、周りに気兼ねなく練習できるものもあります。
しかし、フルートには弱音機能がありません。
楽器自体は軽量ですが、決して音が小さいわけではありません。
フルートの音量は約100デシベル(dB)です。
電車が通る時のガード下や自動車のクラクションの音と同じです。
「きわめてうるさい」に該当する音量です。
私自身も音大生だったころは防音室以外では練習ができず、
練習時間の確保に非常に苦労しました。
今回はフルートの練習で「いかに周りに迷惑をかけずに練習できるか」というアイデアをお伝えします。
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フルートで小さい音を出すのは難しい
![](http://classical-music.fun/wp-content/uploads/2020/11/1958401_s-300x200.jpg)
フルートは音を出すのが難しい楽器です。
音を出すことができたとしても、安定させるためには時間をかけた訓練が必要です。
上達するためには練習が必要になります。
フルートを吹くときに大切なポイントは口の形、息の出し方、姿勢です。
息を吹き出すことによって音が鳴る楽器です。
音を小さくしたい一心で練習していると、口の形や息の出し方に癖がついてしまう可能性があります。
フルートの音色のよさや響きの豊かさは小さい音を意識していたら上達しません。
小さい音をきれいに出すためには、口の形や息のコントロールや呼吸法など
様々な技術の習得が必要です。
「先生のような音を出したい」と思う方は、小さい音で練習することはあまりおすすめできません。
防音室の代わりにクローゼットで練習しよう
![](http://classical-music.fun/wp-content/uploads/2020/11/closet-4572626_640-300x200.jpg)
音を抑えるためにはなんといっても「防音室」が必要です。
しかし、「防音室」を自宅に増設するには10万円程度は資金が必要です。
「防音室」は音楽を専門としている人しか馴染みがありません。
そこで、一般の自宅でも防音室がわりに使えるのが「クローゼット」です。
そもそも「防音室」とは、遮音設備のある部屋のことを言います。
部屋の中から音が漏れることを防いだり、外からの音を防いだりする部屋です。
「防音室」は音が完全に漏れないわけではありません。
防音材には遮音材・吸音材・制振材などが使われます。
音を跳ね返さず、振動させるものが少ない場所が「防音室」のかわりに適しています。
音は布に吸収されてしまいます。
例えば、がら空きのホールと満員のホールでは、
満員の場合は服などに吸収され音の大きさが小さく感じてしまうことがあります。
そのような点から考えると自宅にあるクローゼットは音を吸収してくれる場所です。
厚手のコートや布団など置いておくと良いですね。
クローゼットに窓がある人は、カーテンを設置するといいです。
防音室に近い部屋づくりをしよう。
「クローゼットが狭くてとても練習できる空間じゃない」という方は防音室に近い空間を作りましょう。
窓がある人は、カーテンを設置します。
音がもれないように隙間を埋めるシートを貼りましょう。
さらにベニア板を貼るのも効果的です。
床には防音効果のあるカーペットを敷いてください。
ホームセンターにはたくさんの防音効果のある吸音材や遮音材があります。
壁に貼ることができるようなら、壁にも吸音材を用意しましょう。
とにかく密閉した空間をつくることを意識してください。
音の管理は意外と単純です。
こつこつと対策をすることで整った環境が出来上がります。
楽器につける付属品を買おう
フルートにはミュート(弱音器)がありません。
弱音器とは、楽器の音を弱めるために必要に応じて楽器に取り付けられる器具のことを指します。
音を弱める目的は、 音楽的表現として楽譜にミュートの指示がある曲もあります。
その他に練習の音が周囲に迷惑を及ぼすのを防ぐために使う場合もあります。
フルートにはミュートの指示がある曲は全くありませんので需要がなかったようです。
しかし、頭部管(リッププレート)の上からに付属することによって、全体の音量を弱音化させたり強音化させるものが発売されています。
さらに、電子フルートもあります。
プラスチック製のものもあり、1万円代~購入できるので
練習用として購入するのもいいかもしれません。
電子楽器の良さは音量を調整できるところです。
購入したい方はぜひ、調べてみてください。
まとめ
フルートでは小さい音を出し続けることは難しく、
プロでない限り、変な癖がついてしまう可能性もあるためおすすめできません。
防音のために環境を整えて、周りに迷惑をかける心配なく練習に取り組んでほしいと思います。
音楽は心を豊かにします。ぜひ音楽を楽しんでください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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