ピアノの独学は無理?独学で学習するときの注意点や基礎練習法は?

近年、「おうち時間」や「ステイホーム」が習慣化される中、新たな趣味として楽器を始める人が増えています。そんな時代背景を反映してか、電子ピアノの売上は好調で、大手楽器メーカー各社の電子ピアノの販売台数は、右肩上がりとなっています。実際にこの記事を読まれている方も「ピアノを始めてみようかな」という方もおられることと思います。

しかし、いざピアノにチャレンジしようと思っても、「初心者でも弾けるのか」や「独学では無理かな」と感じている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、そのような悩みに答えるために、独学でピアノ学習する際の注意点や練習方法について解説します。

ピアノの独学は無理?

「ピアノの独学は難しい」という意見をインターネットなどで見かけますが、結論からいうと、「ピアノの独学は可能である」というのが筆者の考えです。

これは「ピアノ学習のゴールをどこに置くか」ということに関係しますが、これからピアノ練習してみようという方の多くは「ピアニストになりたい」というよりは「自分の好きな曲を弾いてみたい!」と考えている方が大多数だと思います。

さらに、「ピアノ教室に通う時間がない」、「自由に練習したい」、「新しい趣味に加えたい」、「出費を押さえたい」などなど、できるだけハードルを下げてピアノ学習を始めたい方も多いはず。そんな方には「独学でピアノを学習する」ことをおすすめします。

しかし独学の場合、指導者となる先生が居ないため、練習方法に注意点があるのも事実。一人で闇雲に練習しても上達には時間がかかってしまう恐れもあります。では、ピアノを独学で習得するには、どのような練習が効果的なのでしょうか。以下にピアノ独学で注意すべき点をいくつか解説します。

ピアノ学習のときの注意点や基礎練習方法は?

独学でピアノを学習するにあたり、注意すべき点と練習方法について簡単に紹介します。以下のことを心がけて練習すれば、無理なく効率よく上達できるはずです。

電子ピアノ購入は慎重に!

まず何よりも必要なのはピアノです。もし自宅にピアノがある方は、練習前にピアノの調律をおすすめします。というのも長年使っていないピアノは、音がズレていたり、鍵盤のタッチにばらつきが発生していることもしばしば。ですので、可能であれば調律師さんに頼んで、一度調律を。

また、電子ピアノの購入を考えている方は、以下のことに注意して選んでください。

・88鍵そろっているか
・ペダルも合わせて購入する
・なるべく場所を取らない設計
・鍵盤のタッチの感触はどうか

電子ピアノを購入の際には、最低限これらを念頭に入れて購入すると間違いないでしょう。
フリマアプリなどで安く購入できる場合もありますが、その場合でも、できれば一度楽器屋で鍵盤の感触を確かめてみることをおすすめします。

片手ずつゆっくりと練習

初めてピアノを練習する方にとって、思い通りに指が動かないのは当然のことです。ましてや、いきなり両手で弾くのは至難の業。ということで、最初は簡単な曲を片手ずつゆっくりと練習しましょう。大丈夫、たとえミスしても怒られることはありません。

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最初は指が固く弾きにくいですが、少しずつ練習すればいずれ弾けるようになります。この時の注意点としては、「指が痛くなったら無理しないこと」です。その場合は、少し休憩して指や手を休ませましょう。

指使い(運指)を正確に

指にはそれぞれ、親指1番、人差し指2番、中指3番、薬指4番、小指5番のように「指番号」が指定されています。楽譜上にこの番号が出ていたら、指定の指で打鍵することを心がけましょう。最初はやさしいですが、上達するにつれ楽譜も少しずつ複雑になっていきます。

これらの指定をきちんと守らないと、本来のイメージと違ったフレーズになったり、ぶつ切りの演奏にもなりかねません。ぜひ注意して演奏してみてください。逆にいうと、指使いを守ることが、美しいフレージングを奏でる重要な要素とも言えます。

音の粒を揃えることを意識する

右手・左手と練習を重ね、一連の流れを掴めたら、今度は両手で演奏してみます。この時も思うように弾けないことは多々ありますので、ゆっくりと焦らずに。左右の音を確認しながら合わせてみてください。右手と左手の音が「しっかりと鳴っている」(ズレがない)ことを意識するのがポイントです。

楽譜の記号を調べる

「f」や「p」などのように、譜面上にはさまざまな音楽記号が登場します。演奏したい曲の難易度が上がるにつれ、見たことのない記号に遭遇することもあるはず。その時は、記号を無視せずに一度立ち止まり、「記号の意味」を確認しましょう。記号は作曲者からの大切なメッセージ。あわてず、きちんと理解しながら前に進めることが肝心です。

1曲に集中する

楽譜が読めるようになると、いろいろな作品を弾きたくなる気持ちはよくわかります。筆者も始めたばかりの頃はそうでした。しかし、一度に複数の作品に手を出すと、一つ一つが疎かになり、結局一つも仕上げられないこともよくあります。

このような状況を避けるために、まずは「1曲を最後まで弾き通す」気持ちで取り組むことが大切。遠回りのようにも思えますが、一つの作品を完成させることが上達への近道です。

苦手なところを繰り返して練習

ピアノに限らず、楽器練習にはミスがつきもの。何度も同じところで間違えてしまうと、モチベーションも下がりますよね。しかし、ここで諦めずに練習し続けられるかが上達の鍵です。そこで注意していただきたい点が一つあります。

それは「ミスした部分を集中して練習する」ことです。初心者にありがちなことに、「ミスしたら最初から弾き直す」ということが挙げられます。これだと、どうしても時間がかかってしまい、非効率な練習になってしまいます。なので、「ミスした部分をクリアする」意識で、「部分練習」をしてみてください。

まとめ

今回はピアノの独学に関するアドバイスについて、注意点や練習方法を踏まえながら解説しました。流行りの音楽や有名曲を弾きこなすのは、とても素敵なことですよね。1曲を弾きこなすまでには、かなりの練習が必要だと思います。しかし、弾けた時の達成感は何物にも代え難い感動があります。これからピアノにチャレンジしてみたいと思った方は、ぜひ今回の記事を参考に、素敵なピアノライフを送ってください。

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