鮫島有美子の現在の活動。結婚している?歌手としての特徴や評価は?

出典:[amazon]ザ・ベスト 鮫島有美子 日本のうた

現在は、オーストラリア・ウィーンに在住し、ドイツなどのヨーロッパを拠点に活動されている、ソプラノ歌手の鮫島有美子さんですが、日本でも1990年の年末に放送された「NHK紅白歌合戦」に参加するなど、その名前を耳にしたことがある人は多いと思います。

さらに、2014年に行われた「天皇陛下御在位三十年記念式典」でも大役を果たし、注目の的となりました。
まさに日本代表のソプラノ歌手であると言っても過言ではない彼女は、どう言った人物なのか、それと同時に両陛下との関係も気になるところです。

ここでは、そんな彼女の特徴などご紹介していきたいと思います。

人物・経歴

出身は、東京都生まれで東京藝術大学に続けて同大学の院・声楽科を卒業されています。

1975年には、悲劇「オテロ」のデズデモーナ役で主役を勝ち取り、デビューしました。
その後は、ベルリン音楽大学に留学し、そのままドイツを中心に音楽活動を始めます。

1981年には、ドイツにあるウルム歌劇場で専属歌手となり活躍しました。
ウルム歌劇場でも、様々な役柄を歌い上げ聴衆を魅了したようです。
その4年後には「日本のうた」(日本コロムビア)でレコードデビューを果たしています。
さらに、歌手活動だけでなく「歌の翼に」(音楽之友社)、「プラタナスの木陰で」(時事通信社)を執筆されています。

1992年から2008年の間、日本の代表的オベラ「夕鶴」の“つう”を演じました。
この「夕鶴」は日本人の誰もが知る“鶴の恩返し”を題材にしているため、オペラで聴くとより一層、話しの美しさや情景が思い浮かぶに違いありません。
そして、2015年、2016年、2018年にはCDブックを刊行し活躍の幅を広げています。

また、リート伴奏者でありながらミュンヘン国立音楽大学教授でもある「ヘルームト・ドイチュ」さんと結婚されています。
ここで、天皇陛下との関係についてですが、皇后陛下が御作曲された「歌声の響」がきっかけがありました。

この曲の歌詞には、1975年に両陛下が沖縄を初訪問された際の体験を元に、歌われています。
この曲の背景として、陛下は独学で沖縄(琉球)の歴史や言葉を学ばれたようです。
後に在園者からの希望で曲を作ることを考えられた陛下は、在園者のために音楽の造詣が深い皇后陛下へ作曲を依頼されたのでした。
琉球の民を思う両陛下の御心を深く知るため、鮫島さん本人は2014年に日本へ帰国されています。
これらは翌年に、CD付ブックとして形になりました。

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この制作にあたった鮫島さんは後に、「どうすれば両陛下の御心に添えるかと日々試行錯誤していましたが、不思議とアイディアが湧いてきました。沖縄の三線、ヴァイオリンの音色、アカペラ、詩の朗読がそれぞれパーツとなると、最終的に6分40秒の長さになった曲です。」と語られていました。

このように幅広く活動をされていますが、現在でも放送されている番組「徹子の部屋」や「題名のない音楽会」など、テレビ出演を果たしています。

出演作品

日本オペラ《夕鶴》 つう
シェイクスピア作《オセロー》 デズデモーナ役
創作オペラ《罪と罰》 ソーニャ

歌声の評価

美しい高音域のソプラノから、深く響くソプラノが高評価となっているようです。
それもそのはずで、第一にソプラノを歌う人は、低い音域が苦手と言われています。
ましてや、それを響かせるとなれば努力よりも才能がモノをいうでしょう。

さらに、評論家の西部邁は、「本人から頂いたCDの中に、『波浮の港』(野口雨情作詞)入っていた。三番目の歌詞には「と」が続く箇所があるが、その“と”を上手く歌い上げ、歌詞の情景をうまく表現できていた。」と評価しています。
実際に動画で聞いてみても、高音域でありながら柔らかな声質で歌い上げる姿は、聴く人を虜にするでしょう。

一度聴けば皇后陛下の前で歌うことに、誰も文句は言えないくらいの実力を感じます。
また、本人が歌う「日本のうた」は多くの人に愛され続けてロングセラーとなりました。
今でも、ファンの間では聴かれているようです。

まとめ

今の若い世代では、あまり知られていない人物かもしれません。
しかし、今回ご紹介した通り、どれくらい凄い人かお分かり頂けたかと思います。
トップ(主役)になると、低い評価も少なからずありますが、国境を越えても評価が下がるどころか、歌劇場で専属歌手になるほどですから評価が上がっていくばかりです。

しかも、YouTube動画もアップされていますが、生の歌声でなくてもその美声に酔いしれてしまいます。
実際にわたしもYouTube「バラ色の人生」を聴きましたが、その歌声の心地良さに、いつの間にかその世界に引き込まれていました。
恐らく、英語で歌っていた姿は、とても格好よかったです。

他のファンの方からの感想としても「洗練された歌声は、日本の曲にぴったりな感じがします。」や「心身ともに疲れているときに、鮫島さんの歌声を聴いていると、ぐっすり寝込んでいることがあります。心癒される歌声です。まさに、最高の子守唄になっています。」とたくさん共感できるものがありました。

クラシックにそれほど詳しくなくても、一度でも聴けばその耳心地のいい声質に、どこか安心感と懐かしさを覚えることでしょう。

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