バイオリニスト天満敦子のプロフィール。家族や年齢は?演奏の評価と評判は?

出典:[amazon]望郷のバラード~天満敦子 プレミアム・ベスト~

今回はバイオリニストとして有名な天満敦子さんを紹介します。

天満敦子のプロフィール、音楽の始まり

出身地は東京都、生年月日は1955年7月18日です。
6歳からバイオリンを始めるのですが、意外な事に両親ともに音楽に縁のない家庭でした。

彼女の音楽の始まりは母親がデパートで買ってきた小さなヴァイオリン。
木琴を楽しそうにたたく娘を見て、音楽をさせたら良いんじゃないかと思った母親がデパートでヴァイオリンを買ってきたのが始まりでした。

要領の良かった彼女は週一回のレッスン以外は特に練習する事もなく、先生の見よう見まねで楽器や弓の持ち方や、ヴィブラート、音程の取り方などを習得しました。

楽器を始めた頃の初期の苦労をする事なく上達していった彼女は、経験の無い事は教えられないからと、今でも小さな子供のレッスンはしていないそうです。

小学校6年生の時にNHKのテレビ番組「ヴァイオリンのおけいこ」に出演し、講師の故江藤俊哉氏に素質を認められ、本格的に音楽を志します。
東京芸術大学在学中の1974年、第43回日本音楽コンクールヴァイオリン部門で一位に輝き、1975年にはロン=ティボー国際コンクールで特別銀賞を受賞しました。
以来、国内外問わず活躍しています。

代表作、哀愁を帯びた美しいメロディ「望郷のバラード」

天満敦子と言えば「望郷のバラード」ではないでしょうか。
5千枚売れれば大ヒットと言われるクラシック界で「望郷のバラード」は、なんと5万枚を超える大ヒットとなりました。

1992年、文化使節としてルーマニアの首都ブカレストを訪れた天満は、国立フィル(ジョルジュ・エネスコ響)と共演します。この公演を聴いた同国文化大臣が「ダヴィッド・オイストラフ以来の感激だ」と叫んで、公務の日程を変更してまでコンサートに通い詰め、当初予定に無かった晩餐会まで開いて天満を歓迎しました。

この縁がもとになり、1993年にルーマニア出身の薄幸の作曲家チプリアン・ポルムベスクの遺作として託されます。
愛国者であったポルムベスクは、ルーマニアの独立運動に参加し、逮捕投獄されます。その投獄中に肺病にかかり、わずか30歳足らずで命を落としました。「望郷のバラード」は、獄中で故郷を想いながら書き上げた哀愁の旋律です。

現在でもルーマニアでは知らない人はいない名曲となっており、同時にルーマニアで一番有名な日本人ヴァイオリニストと言えば天満敦子なのです。

実はこの曲、初演はルーマニアのヴァイオリニスト、マルコヴィッチにより行われたものです。この曲を、日本人として初演したのが天満敦子でした。「望郷のバラードの天満というレッテルは本望」との本人の言葉通り、天満は全ての公演でこの曲を弾き続けています。

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また、もともと大の演歌好きであった天満は、彼女の熱烈なファンとして知られている小林亜星と意気投合し、ヴァイオリン編曲版の「北の国から」を含め、これまでに多数のコラボレーションが実現しています。
2009年5月27日には、デビュー30周年の記念盤としてコラボレーションの集大成アルバム「ロマンチックをもう一度」も発表しています。
天満はさだまさしとも交流があり、彼が「天満先生」と呼ぶ理由は長男がヴァイオリンを天満に習っていたからだそうです。

家族や年齢は?

実在の人物とは結婚はしていません。
と言うのも、天満の愛するヴァイオリン、アントニオ・ストラディバリウスと出会って25年の2013年に「ストラディバリウスとの銀婚式」というコンサートを開いているので、ストラディバリウスと結婚したという事の様です。

2016年に発売された「天満敦子in無言館」は「”旦那さんの”為に最高の場所で録音しておきたい」という熱い思いから作られたアルバムです。

天満の母親は福島県相馬市の出身です。
東日本大震災で彼女の親戚にも複数名の犠牲者が出ました。
彼女は心を痛めながらも、少しでも前進する力を与えるべく、各地でコンサートを開きます。避難所となっていたホールで、あるいは仮設住宅で開いている町の小さなピアノ教室や福祉センターで。
2015年6月には被災した人々への想いが込められた「旅人のうた」を発売してます。
天満の切なくも力強い旋律は、人々をどれだけ勇気づけたでしょう。

父親については詳しい記述が見たりませんが、CD天満敦子in無言館の解説文にあるように亡くなっていらっしゃる様です。

いつか天満さんに、「貴女にとっての無言館とは何か」と問うたことがある。はっきりした答えはなかったが、「ここにいる学生さんたちはみんな亡くなった父と同世代なの」と一言いった言葉が印象にある。おそらく天満は、画学生たちの絵に亡父の思い出をどこかで重ね合わせ、自らのストラディヴァリウスによって父と共生する時間を、いやあの時代を生きたすべての同胞と共生する時間をもちたかったのではなかろうか。
窪島誠一郎/CD天満敦子 in 無言館」解説文より抜粋

演奏の評価と評判は?

実際にコンサートへ足を運んだ人は、音楽への造詣が深くなくとも(だからこそ直接的に)彼女の熱い想いのこもった演奏に心揺さぶられ、感動します。

豪放な彼女の演奏は時に評価を二分しますが、個性あふれる音楽というものは万人に受ける訳ではないでしょう。ステージ途中の気さくなトークで場内を笑いの渦に巻き込んでしまう事もまた、彼女のステージの魅力です。

CDを買われた人のレビューを見ても「感情をむきだしにした様な演奏に魂をわしづかみにされた」や「心を安らかにしてくれる」など聴いた人々の心の琴線に触れた事が伺えます。

ただ音楽が始まる時の緊張感、込められた情熱の伝わり方は、やはりコンサートなどで直接聴く事に勝るものはありません。
天満敦子の演奏を生で聴いた事の無い方には是非、彼女の熱い想いをコンサート会場で感じてもらいたいです。

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