出典:[amazon]シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ― モントリオール国際音楽コンクールを制した辻彩奈の世界 ―
今回はバイオリニストとして活躍している辻彩奈さんについて調べました。辻󠄀彩奈さんの魅力をお伝えしていきます。
プロフィール
- 名前 辻󠄀彩奈 (つじあやな)
- 生年月日 1997年12月7日
- 出身地 岐阜県大垣市
- カテゴリー バイオリニスト
- レーベル ワーナークラシックス / NAXOS
経歴
辻󠄀彩奈さんは1997年12月7日に岐阜県大垣市で生まれました。辻󠄀彩奈さんのお父様は大垣市室内管弦楽団のコンサートマスターを務められた辻昌宏さんです。お母様については情報はありません。お父様については進学塾を経営しながら、バイオリン教室やバイオリン販売を行うなど今もバイオリンに携わっているそうです。辻󠄀彩奈さんはお父様の血を受け継いだサラブレットといえますね。
そんな辻󠄀彩奈さんは3歳からスズキメソードでヴァイオリンを始めました。
辻󠄀彩奈さんは小さい時から、お父さんからヴァイオリンの手ほどきを受けていたようです。
小さい頃から人前で演奏するのは好きだったとのこと。周囲から「上手!」と言われることが嬉しかったといいます。
その甲斐あってか小学4年生の時には、スズキメソードのテンチルドレンに選ばれています。東京、名古屋、松本など独奏しながら各地を回りました。
小学5年生の時、すでに名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演後、多くの国内外のオーケストラと共演。幼いころから大きな舞台で活躍していたのですね。
そんな小学校5年生の時に全日本学生音楽コンクールの全国大会で入賞すら出来ず、初めての挫折を味わいます。
それをバネに翌年の優勝を心に誓い、練習に練習を重ねて6年生の時に優勝しました。
自ら負けず嫌いだと言っています。
中学生になった頃にはすでにプロを目指していました。そんな若くしてすでにプロを意識していたとはすごいですね。
辻󠄀彩奈さんは高校、大学については非公表ですが、高校のホームページより東京音楽大学付属高校を卒業し、その後東京音楽大学に特別奨学生として進学されていることがわかりました。
高校1年の時には、出場資格最年少の15歳で「日本音楽コンクール」の第2位になったそうです。
ところが、高2、高3で受けた海外のコンクールでは全て入賞止まりで再び挫折を味わいます。そして2016年にやっとのことでそのモントリオール国際音楽コンクールで優勝を果たしました。
そのモントリオール国際音楽コンクールの模様を収録したCD「LIVE IN MONTREAL」をワーナークラシックスにて日本人初のセンター契約アーティストとしてリリースしています。
2019年の9月からパリのエコール・ノルマル音楽院にてレジス・パスキエ氏に師事。そして2022年の今、パリと日本を拠点として活躍中です。
その他、ヴァイオリンについては小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎の各氏に師事しています。
辻󠄀彩奈のバイオリニストとしての実力
辻󠄀彩奈さんは、18歳で2016年モントリオール国際音楽コンクール第1位を取った際、併せて5つの特別賞(バッハ賞、パガニーニ賞、カナダ人作品賞、ソナタ賞、セミファイナルベストリサイタル賞)を受賞するという快挙!
これまでにモントリオール交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ムジカ・ヴィーヴァ、コンチェルト・ブタペスト、セジョン・ソロイスツ(韓国)、シュトゥットガルトゾリステン、チェコフィルハーモニー室内合奏団、ベトナム国立交響楽団、NHK交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、大阪交響楽団、京都市交響楽団などと共演しています。
2017年「岐阜県芸術文化奨励」、2018年「第28回出光音楽賞」を受賞。2019年4月、ジョナサン・ノット指揮/スイス・ロマンド管弦楽団とジュネーブおよび日本にてツアーを実施し、各方面より高い評価を得ました。
近年は、フランス・ナントおよびロシア・エカテリンブルクにて開催される「ラ・フォル・ジュルネ」、イタリア・パレルモで開催される「パレルモ・クラシカ・フェスティバル」にも出演しています。
また、レミ ジュニエさん、阪田知樹さん、マルタ アルゲリッチさんなどのピアニストとデュオコンサートをしたり、オーケストラと共演するなど活動的です。
テレビ朝日の題名のない音楽会などメディアへの露出もあります。
使用楽器
使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与されているJoannes Baptista Guadagnini 1748だそうです。恐らくすごく高価なものなんでしょうね。
気になる私生活について。結婚してる?
辻󠄀彩奈さんはまだ結婚はされていないようです。私生活についてはあまり明かされていません。フランスと日本を拠点に活躍中です。
お父様は大垣市室内管弦楽団に所属されていて、辻彩奈さんとの共演も果たしているとのこと。
そんな家族に守られながら活躍の場を広げているのでしょう。
まとめ
新進気鋭のバイオリニスト辻󠄀彩奈さんについてお伝えしてきました。
小さなころからスズキメソードに入り、英才教育を受けてきたことがわかります。また、中学にして既にプロを目指すなど幼いころから高みをみて頑張ってきたようです。
現在はフランスと日本と二拠点でさらに活躍の場を広げています。
今後の辻󠄀彩奈さんの活躍が楽しみです。
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