ピアニスト務川慧悟のプロフィール。結婚している?親や弟など家族は?演奏の実力と評判は?

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「あなたが2021年に注目する日本人ソリスト」で堂々の第4位にランクインした務川慧悟さん。国内外で注目度が急上昇中です。数々のコンクールでも受賞しています。今回は、そんなピアニストの務川慧悟さんについて紹介していきます。

●名前 務川 慧悟(むかわ けいご)
●生年月日 1993年4月9日(29歳)
●出身地  愛知県
●学歴 愛知県立旭丘高等学校
●出身校 パリ国立高等音楽院ピアノ科第3課程修了、室内楽科第1課程修了、フォルテピアノ科に在籍
●ジャンル クラシック
●職業 ピアニスト
●事務所  株式会社NEXUS

務川慧悟さんの経歴は?演奏の実力や評判は?親や弟は?

務川慧悟さんは3歳の頃ヤマハ音楽教室でピアノを始めました。務川慧悟さんのお母様はピアノの先生。小さい頃からピアノに接する環境で育てられたそうです。ヤマハ音楽教室でリトミックのように楽しみながら、ソルフェージュなど音楽を総合的に学んでいたのでしょう。

務川慧悟さんは音楽はもちろんのこと、お勉強もよくできたそうです。愛知県旭丘高校出身。こちらは偏差値72という地元ではトップクラスの高校です。ピアノレッスンしながら受験するなんて素晴らしい才能の持ち主といえます。

そんな務川彗悟さんは色々な奨学金を利用しています。

まずは、ヤマハ音楽振興会音楽支援奨学生。ご存じヤマハ音楽教室が優秀な音楽生に提供する奨学金制度です。続いて財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。ローム株式会社がこのような活動をされています。

そして、財団法人江副記念財団奨学生。こちらは音楽・スポーツ・アート・学術の4分野で、「世界に挑戦し、ずば抜けた活躍を目指して」研鑽を積む日本の若者のための奨学生制度です。選ばれた生徒には、「リクルートスカラシップ(奨学金)」が給付され、返済義務はありません。素晴らしい制度です。

世界に挑戦し、ずば抜けた活躍を目指していることが認められたのですね。

このように務川慧悟さんは奨学金を活用して音楽の勉強をしています。お金がないと音楽を学べないというイメージですが、才能を活かし努力すればこのような制度があるということがわかりました。
未来の音楽家にとっても素晴らしい制度ですね。

こうして音楽を学ぶ環境が整い、務川慧悟さんは裏切ることなく数々の賞を受賞しています。2019年にはロン=ティボー=クレスパン国際コンクールにて第2位入賞しました。

ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールといえば、1943年から始まり、パリで開催されています。若手の登竜門として位置づけされていることで有名なコンクールです。

その他の受賞については以下の通りです。数々の国際コンクールで入賞しています。

●2015年エピナル国際ピアノコンクール(フランス)第2位。
●2016年イル・ドゥ・フランス国際ピアノコンクール(フランス)第2位。
●2017年シャネル・ピグマリオン・デイズのアーティストに選出され「ラヴェルピアノ作品全曲演奏」をテーマに6回のリサイタルを開催。

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コープ・ミュージック・アワード国際コンクール(イタリア)ピアノ部門第1位、各部門優勝者によるファイナルにて第2位、聴衆賞を受賞。
●2018年秋に開催された第10回浜松国際ピアノコンクールにおいて第5位を受賞。
●2021年、エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位。

務川慧悟さんはこの様にたくさんのコンクールに挑戦し、着実にピアニストとしての階段を駆け登っています。

しかし、Twitterの自己紹介を見ると「ピアニストになりたい」と書いてあります。Twitterは大学1年生の時に始めて、「ピアニストになりたい。」と夢として書いていたそうです。お客様の前で演奏して、人生をかけてピアノと向き合っていく人を「ピアニスト」だと定義すると、当時はもっと人前で弾きたいんだ、という意味で使っていました。

現在は、人前で演奏することを通じて生活しているので「ピアニスト」になれたといえばその通りですが、務川慧悟さんが子供の頃憧れたピアニストたち(ケンプ、ルービンシュタイン 、リヒテルetc)にはまだまだ及ばないという意識があり、今はわざと初心を忘れないために残しているそうです。

とても高いマインドを持っていることがわかります。

務川慧悟さんはパリ国立高等音楽院のピアノ科で審査員満場一致の首席、さらに2019年に行われたロン=ティボー=クレスパン国際コンクールでの2位受賞は、日本でも大きな話題となりました。コンクール後は、フランス各地の音楽祭からたくさんのオファーもあり、フランスでの活動の幅がかなり広がったそうです。

そして、現在は古楽科(フォルテピアノ科)に在籍しています。もともとその楽器に興味があったとのことですが、パトリック・コーエン先生に惹かれたことが学びたいと思った一番のポイントでした。

一番大きく影響を受けたのは、心でもって演奏するということです。それまでは自分で音楽を分析して、それをいかに舞台上でも表現できるようにコントロールするかという傾向が強かったのに対し、先生からは作曲者が言わんとすることを読み取る大切さを学んだとインタビューで語っています。

フォルテピアノを学びながら、ピアニストとしてどうあるべきかという姿勢もアップデートされているのでしょう。

務川慧悟さんの弟さんも音楽家としてご活躍されています。クラリネット奏者の務川広貴さんです。お母様がピアノの先生をされていただけあり、さすが音楽一家ですね。務川広貴さんは数々の有名音楽家を輩出している桐朋学園の出身です。
兄弟でのデュオが聞ける日も遠くはないでしょう。ご結婚はまだのようです。

まとめ

ピアニスト務川慧悟さんについてお伝えしてきました。子供の頃からすばらしい環境で音楽を学び、さらに向上心も強くピアニストとして成功しながらも高みを目指しています。奨学金制度を活用し、未来ある若い音楽生の希望の星であることは間違いありません。

今後の活躍がとても楽しみです。

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