ソプラノ歌手佐藤美枝子のプロフィール。経歴は?結婚している?歌手としての実力や評判は?

出典:[amazon]チャイコフスキー:歌曲集II

今回は、ソプラノ歌手として活躍する佐藤美枝子さんについてまとめさせていただきます。

プロフィール

  • 名前 佐藤美枝子
  • 生年月日 1966年3月14日
  • 出身地 大分県大分市
  • カテゴリー ソプラノ歌手
  • 出身大学 武蔵野音楽大学
  • 所属 藤原歌劇団団員
    武蔵野音楽大学教授

経歴

佐藤美枝子さん(以下佐藤さん)は1966年に大分県大分市にて生まれます。幼い頃の情報があまり残っていませんが、さぞ歌うことが大好きな少女だったのでしょう。

高校では、大分県立芸術文化短期大学附属緑丘高等学校音楽科声楽専攻(現在は大分県立芸術緑丘高等学校)に進学しました。その後、武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科に入学し、卒業。その後は日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第9期生を修了しその後にイタリアに留学しました。第7回五島記念文化財団の奨学生として更に2年間、イタリアにて自己研鑽に励みました。1994年に行われた第30回日伊声楽コンコルソでは第2位を獲得しました。

また、1995年に行われた第64回日本音楽コンクールでは第1位を獲得し、それと同時に増沢賞、海外派遣特別賞を共に受賞しています。増沢賞というのは、演奏部門の入賞者の中からもっとも印象的な演奏をした人に送られるものです。佐藤さんの演奏は、審査員の心を鷲掴みにしたに違いありませんね。

また、翌年の1996年には第7回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞しています。1998年には4年に1度、モスクワにて行われるチャイコフスキー国際コンクール声楽部門に出場し、日本人では初めての1位を獲得しています。このチャイコフスキー国際コンクールは、あの有名なエリザベート王妃国際音楽コンクールとショパン国際ピアノコンクールと並ぶ世界三大コンクールの1つと言われています。世界中から沢山の方々が出場しているコンクールで日本人初の1位を獲得した佐藤さんは強者ですね。

翌年の1999年に第9回出光音楽賞(「題名のない音楽会」開始から25周年を記念して制定された賞で、将来有望な若手の音楽家を支援している)を受賞、同年に第2回ロシア歌曲賞を受賞。また、2000年には第10回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞(クラシック音楽の関係者を対象としており、新人演奏家に贈られる賞。)を受賞しています。フレッシュアーティスト賞は、1年に1人しか受賞することができません。しかし、連続して様々な賞を受賞した佐藤さんの実力が日本に限らず世界中にも認められたということですね。

2006年には佐藤さんの母校である武蔵野音楽大学の非常勤講師として指導にあたり、2014年には准教授、昨年の2020年には教授に昇格しています。自分の母校で、未来ある生徒に指導することができるのは嬉しいことですね。

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結婚している?

結婚についての情報は一切あがっていませんでした。しかし、年齢を考えると結婚して子どもがいてもおかしくありませんね。佐藤さんの美声に心を打たれた男性の方も少なくないと思いますよ。

歌手としての実力や評判は?

やはり、様々なコンクールでの入賞や賞の受賞から考えて、世界でも認められている人材と言ってもいいでしょう。今では日本を代表するソプラノ歌手になっています。技巧が必要な曲でも最も簡単に歌いこなしたり、難しい表現が求められる役までもこなす実力派の歌手として評価されています。

やはり、オペラとなると長い時間役になりきったり歌いきらなければなりません。普通の声楽とはまた離れてしまいます。しかし、佐藤さんはこの難しいオペラ歌手としても確かな存在感を示してきました。

また、チャイコフスキー国際コンクールにて1位を獲得してから20年経った数年前にインタビューを受けてこのように答えていました。「1位を取ったことにより、みなさんに名前を知ってもらえ、もっとうまくなりたい、コンクールに出場して恥をかかない歌手でありたい」と答えています。

このように、佐藤さんは声楽に対しての熱情は誰にも負けず1位を獲得したから終わりではなく更に更に上を目指している姿勢も評価されているポイントなのかもしれませんね。

また、このように日本は勿論世界でも認められるようになったため母校での教授昇格にもつながったと思います。やはり、プロである以上自分の母校でこれからを生きる生徒に自分の専門である声楽を教えることができるのはこの上ない幸せなことだと思います。このように、佐藤さんはソプラノ歌手として高い評価を日本だけではなく世界中からも受けています。

まとめ

今回はソプラノ歌手の佐藤美枝子さんについてまとめさせていただきました。残念ながら幼少期についての情報を探し出すことはできませんでしたが、冒頭でも述べたようにさぞ歌うことが大好きな少女だったのでしょう。

また、プロになるということは簡単なことではなく音大を出たから、留学したから、賞を取ったからプロになれるとは限らず狭き門でありほんのひと握りです。今は母校である武蔵野音楽大学にて教授をしていますのでプロとして活躍する場面は減ってしまったかもしれませんが、プロとして世界中で活躍していた佐藤さんは日本人の誇りですね。

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