ピアニスト江﨑文武のプロフィール。経歴は?結婚してる?演奏の実力や評判は?

出典:江﨑文武公式Twitter

今回は、バンドやプロデューサー、ソロピアニストとしても活動中の江崎文武さんについてまとめました。

プロフィール

● 生年月日:1992年11月19日
● 出身:福岡県福岡市
● カテゴリー:ピアニスト・キーボーディスト・作曲家・音楽プロデューサー
● 出身大学:東京藝術大学・東京大学大学院

経歴

音楽を始めたきっかけ〜学生時代

両親が音楽好きだったこともあり、赤ちゃんの頃から自宅に音楽があふれている環境で育ちました。
歩けるようになると、おもちゃ売り場のピアノでずっと遊んでいる江崎さんの様子を見て、両親もピアノを習わせることにしたといいます。
こうして4歳からピアノを習い始めました。

また、7歳から作曲も学んでいます。
作曲を幼少期から学んでいるのは珍しいですよね。

しかし、小学生の頃は友達と遊びたくてピアノが嫌になったこともあるといいます。

そんなときにジャズピアニスト、ビル・エヴァンスの音楽を聴き心を打たれました。
そこからのめりこむようにエヴァンスのコピーを弾くようになります。
その後、映画音楽の作曲で有名なエンニオ・モリコーネにも興味を持ち始め、映画音楽を学ぶために東京藝大音楽部に入学しました。
江崎さんが在籍していた音楽学部音楽環境創造学科は、コンピュータでの音楽制作やメディア、マネジメントを学べます。

また藝大時代は、早稲田大学のジャズ研究会に所属し、プレイヤーとしての感性を磨きました。
藝大よりもジャズ研究会で過ごす時間の方が長かったというほどなので、良い刺激をたくさん受け、ジャズ研究会での日々を楽しんでいたのでしょう。
藝大とジャズ研究会で、現在の活動のメインとなるWONK、millennium paradeのメンバーと出会います。
ジャズ研究会に入ったことが、江崎さんの音楽人生を変えるきっかけだったのかもしれません。

藝大を卒業後は、東京大学大学院の学祭情報学府修士課程へ進学します。
大学院での研究内容は、幼児の音表現支援です。
音楽の授業は技術習得の側面が強く、自己表現の手段として使われる機会が少ない現状を見直したいと考えたことがきっかけで研究を始めます。

具体的には、子供は周囲の環境音を音楽的な要素として捉えるころができるのか、タブレットを使った端末を用いて、幼稚園で研究しました。
例えば合唱や楽器の演奏で音楽に触れるのではなく、滑り台を蹴る音や食器を重ねる音など日常生活の音を組み合わせて遊べる環境を作って、音を表現することに能動的にすることを目的としました。

江崎さんは、King GnuやVaundyなど数多くのアーティスト作品にレコーディング、プロデュースで参加しています。

楽曲制作で気をつけていることは、鍵盤担当なので、ハーモニーをどう作っていくかを気にしていると話します。
なぜなら、ピアノで「ドミソ」「ミソド」「ソドミ」と弾くのでは、使っているのは同じ音でも響きが全く違うからです。
曲の中で次にくるハーモニーを考えながら、和音の移りが一番美しくなるよう演奏することを常に心がけています。

プロデューサーとして曲を書くときには、奏者のうまみが最も出るようにすること、一聴して自分が作った曲だとわかるものをどのようにもってくるのかを考えているといいます。

WONKとしての活動

2013年から、4人組ソウル・バンドWONK(ウォンク)のキーボードとして活動しています。
WONKは、ジャズやヒップホップ、R&Bやソウルをルーツにおもしろい音楽はなんでもやってみることがコンセプトのバンドです。
WONKとしてのライブや楽曲制作だけでなく、プロデューサーやエンジニア、さらには料理人などメンバーそれぞれがマルチに活動しています。
異なるバックグラウンドをうまく混ぜ合わせることでできるオリジナリティのある音楽が、他のバンドにはないWONKのおもしろいところです。
2020年8月には、最先端のテクノロジーを駆使した3DCGによる配信ライブを行い、Twitterのトレンドトップ10入りし話題を集めました。

millennium paradeの活動

King Gnu(キングヌー)の常田大希さんが主催する音楽プロジェクト「millennium parade」にて鍵盤やオーケストラプログラミングを担当しています。
通常のバンドと違い、曲ごとにメンバーが代わることが特徴です。
同じく常田さんが主宰するクリエイティブ集団「PERIMETRON」が映像やデザインを手がけているのですが、デザイン担当のメンバーが楽曲に加わることもあるほど自由なグループです。
最先端のテクノロジーを駆使したライブパフォーマンスやアート性の高いミュージックビデオは注目を集めており、2021年の紅白歌合戦にも出演しています。

日頃から楽曲制作をしている江崎さんは、millennium paradeの曲作りにも携わっています。
常田さんがメロディーとある程度の和音進行、曲の雰囲気を作ったところに、江崎さんはピアノや他の楽器の音を加えるスタイルで作っています。

奏者とプロデューサー両方の視点を持っている江崎さんは、 millennium paradeにとっても欠かせない存在なのではないでしょうか。

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ソロ活動

バンドやアーティストへの楽曲提供だけでなく、2021年からソロでの活動も始めています。
これまでにピアノ演奏の2曲をリリースしました。
デビュー曲の「薄光」はバイオリニストで、millennium paradeのメンバーでもある常田俊太郎さんとチェリストの村岡苑子さんも出演しています。

また芸術教育の分野にも携わり、大きく2つを軸に活動しています。

1つめは、音楽教育への入り口の設計を変えることです。
江崎さんは、音楽の入り口が授業で習うピアニカやカスタネットなど楽器である現状に対し、問題意識を持っていると話します。
先述した大学院での研究内容も踏まえ、幼稚園児に日常の中に現れる音を録音させ、打楽器のように遊ぶことを教える活動をしています。

2つめは、音楽を他の教育分野と関連づけて教えることです。
音楽教育は、主要科目とは孤立したイメージで扱われていることが多いが、実は他の科目と全て関連性があると考え、科目との繋がりを教える活動をしています。
例を挙げると、音楽のエフェクトの中には物理学を使って作られているものがあることや、プロテストソングは歴史的背景からできたことです。
音楽と他の科目の関連性を教えるため、渋谷パルコ内にあるクリエイティブスクールGAKUにて、月に一回程度10代に向け講義をおこなっています。

音楽は本来表現であるはずなのに、音楽を使って表現をする一般の人は少ない現状をもったいないと感じているそうです。
こうした状況は教育の構造に問題があると考え、解決策の一つとして上記の活動をおこなっています。

自分が奏者やプロデューサーとして仕事をするだけでなく、次の世代に向けて音楽教育のあり方を変えるための活動も行っているのは素晴らしいですよね。

藝大・東大院と学びを深めてきた江崎さんだからこそできる活動ではないでしょうか。

江崎さんの教育活動は、音楽教育のスタイルを変え、音楽で表現することを子供たちに身近に感じさせるきっかけになるのではないかと期待が高まります。

今後の活動について


バンドやプロデューサー、ソロと幅広く活動している江崎さんが、今後やりたいと考えていることをご紹介します。

1つめは、30代のうちにファッションショーの音楽を手がけることです。
コムデギャルソンのランウェイのための音楽プロジェクトに影響を受けたことがきっかけでやってみたいと考えるようになりました。

2つめに、歌ものの作品ができたら、谷川俊太郎さんに詩を書いてもらうことです。
ベトナム反戦運動に向けて書かれた「死んだ男の残したものは」が好きで、その詩が持つ言葉の力に心を打たれたといいます。
奏者の強みを出すことを一番に考え、曲を作っている江崎さんなので、谷川さんの詩の良さを存分に活かした音楽を作れそうですよね。

3つめに、これから経験を重ねて、将来は同世代の他業種のスペシャリストの方と一緒に作品づくりをしたいと話します。
音楽を研究し続け、マルチに活動している江崎さんなので、今までにないような新しい作品を生み出すことも期待できます。

今後の活動も、話を聞くだけでおもしろく、ワクワクしてきますね。

結婚はしている?

音楽家として幅広い分野で活躍している江崎さんの恋人や結婚について気になりますが、公式に発表している情報は見つかりませんでした。

まだ29歳とお若く、ルックスも整っているので、恋人の存在や結婚も十分可能性があるのではないでしょうか。

演奏の実力や評判

江崎さんの評判をYouTubeから集めてみました。

文武さんのピアノ 優しくて素敵で癒やされてます💕
演奏されているの見ていたいです

音もさることながら文武さんの指が綺麗すぎてもはや文武さんの指ファンです。 繊細な音だけど決して弱いだけじゃなくて繊細な中にも芯のある音で、美しい音色だけどどこか切ないような哀愁漂う音色と言うか、言葉では簡単には言い表せない心が洗われて豊かになるそんな音楽です。仕事で疲れて帰ってきた時に聴いたらしんどい心に染み渡ります。

目を綴じれば、心地よい風と木々の囁やき。揺れる木漏れ日。静かな湖面に浮かび輝く月。そんな風景をイメージしました。緩やかに優しく。時に情熱を感じたり。素敵です。 MVの世界に誘われました。

優しく美しい癒される演奏といった感想が多く見られました。
聴いていると、心が浄化され穏やかな気持ちになれる美しい音色です。
YouTubeでミュージックビデオが公開されているので、まだ聴いたことがない方はぜひ聴いて癒されてください。

まとめ

今回は、江崎文武さんについてご紹介していきました。
キーボーディストやプロデューサー、作曲家とマルチに活動しており、それぞれのジャンルで高い実力を発揮しています。
また音楽活動だけでなく、教育分野にも携わっているので、そこにも注目してみるとおもしろいかもしれません。

幅広いジャンルで活動する江崎さんが、今後どのような作品を作っていくのか楽しみです。

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