ゲオルク・フィリップ・テレマンの作品の特徴及び評価。おすすめ代表作4選

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ゲオルク・フィリップ・テレマン(以下テレマン)という作曲家をご存知ですか?作曲家として膨大な数の作品を残したテレマンは、同時にヴァイオリンやオルガン、リコーダーやリュートなどあらゆる楽器を自ら演奏し、当時はバッハを凌ぐほどの人気を獲得しました。また86歳という長生きだったため、古典派音楽にも大きな影響を与えたことでも知られています。

そこで今回はテレマンの作品の特徴や、おすすめ代表作を4つ紹介します。
どれも心安らぐ名曲ばかりですので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

テレマンの作品の特徴や評価は?

膨大な作品を残したテレマン。その生涯で作曲した作品群は、現在もなお編纂が行われています。

ギネス記録に認定された作曲数

テレマンの特徴といえば、なんといっても膨大な作品数といえるでしょう。その数はわかっているだけでも約3600曲。さらに現在も研究がすすめられているため、最終的には4000曲以上に達すると考えられています。

多作で知られるバッハでさえおよそ1100曲、ヴィヴァルディが800曲、ヘンデルの作品数が600曲。そのため、テレマン1人で3人の作品数を合わせた以上の作品を作曲したことになります。もちろん、86歳という長寿であったことも大きな理由の1つですが、それにしても膨大です。

これまでのありとあらゆる作曲家の中で、もっとも作品を残したことから「ギネス記録」にも認定されており、近年、作品の評価も高まりつつあります。

死後急速に忘れ去られる

生前はバッハよりも遥かに高い人気を獲得したテレマン。しかしその名声は彼の死とともに急速に衰えていきました。これについては、友人だったヘンデルとは大きく異なるようです。

テレマンの評価が再び高まったのは、なんと20世紀後半に入ってからのこと。とりわけ1990年代から活発になり、現在では多くのコンサートでも演奏されています。
また日本では、1963年から「日本テレマン協会」が設立されており、テレマンの作品を中心とした演奏会は毎回好評を博しています。

研究が進めば、今後さらにテレマン作品の演奏機会が増えることが予想されます。

テレマンのおすすめ代表作4選

テレマンの作品は膨大な数に上りますが、今回はその中から比較的コンサートなどでの演奏機会が多い作品を紹介します。どの作品もテレマンらしい繊細で美しい名曲ぞろいです。

『ドン・キホーテのブルレスカ』

テレマンは生涯で1000曲もの管弦楽曲を作曲したと言われています。これはバッハの生涯作曲数とほぼ同じ数であり、テレマンの驚異的な作曲能力が垣間見られます。

本作はスペインの作家セルバンテスの代表作『ドン・キホーテ』をモチーフとしており、全8曲で構成されています。タイトルの「ブルレスカ」とはイタリア語で「ふざけた」や「いたずら」という意味です。

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テレマンが作曲した管弦楽曲のなかでも人気作として知られ、演奏機会も多い作品です。
全体を通した演奏時間はおよそ20分ですが、作品の中から1曲を抜粋して演奏されることもあります。テレマンの管弦楽を初めて聴く方におすすめの1曲です。

『ヴィオラ協奏曲』

ピアノ協奏曲やヴァイオリン協奏曲など、「協奏曲」ではさまざまな楽器が使用されます。なかでもテレマンの『ヴィオラ協奏曲』はヴィオラ協奏曲全体のなかでも初期に作曲されたものであり、また本作はテレマン唯一の「ヴィオラのみの協奏曲」です。

詳しい作曲年代はわかっていませんが、おそらく1716〜1721年頃に作曲されたと考えられています。全体は4楽章で構成されており、演奏時間は比較的短い14分です。この作品もテレマンの人気作としてしばしば演奏会で取り上げられています。

歌劇『寛容なソクラテス』

テレマンは40歳から亡くなるまでの46年間をハンブルクで過ごしました。

しかしその間、バイロイトでも音楽楽長に就任しており、毎年のように歌劇を作曲しています。テレマンが最初に歌劇を作曲したのは12歳の時(13歳とも)で、生涯で20作の歌劇を作曲したと言われています。現在は8曲の歌劇が残されており、本作はその中の1曲です。

近年、テレマンの歌劇は少しずつ復活上演が行われており、本作『寛容なソクラテス』はテレマンを代表する歌曲として人気があります。
歌劇全体の上演機会は少ないものの、作中の美しいアリアは独唱として広く親しまれています。

『無伴奏フルートのための12のファンタジア』

あらゆるジャンルの作品を作曲したテレマンですが、本作はフルートのための無伴奏作品です。無伴奏とは、「独奏」という意味ですが、テレマンはこれ以外にも『ヴァイオリンのための12の幻想曲』や『ヴィオラ・ダ・ガンバのための12の幻想曲』などの作品も残しています。
1732〜1733年にかけて作曲された作品で、フルートの繊細でメロディアスな音色が特徴です。ゆっくりとリラックスしたい方に最適な作品といえるでしょう。

まとめ

テレマンの作品の特徴とおすすめ代表曲4つを紹介しました。

バッハでもヘンデルでもない、美しいバロック音楽が体感できたのではないでしょうか。

テレマンの作品は現在も研究が続けられており、今後はコンサートで取り上げられる機会も増えることが予想されます。これまでテレマンの作品についてご存じなかった方も、この記事を機会にテレマンの世界を味わってみてはいかがでしょうか。

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