ピアノでの音大受験の練習方法。練習時間や量はどれくらい?挫折を乗り越えるコツは?

ピアノでの音大受験は、長期間にわたり練習を重ねていくため計画的な準備が必要です。

長く練習している中で、自分の練習方法や練習に割く時間に不安を覚えたり、時には練習が嫌になり受験前に挫折したくなったりすることもあるでしょう。

挫折を乗り越えるコツは意外にも数多くあり、手軽に取り組めるものもあります。

本記事では、ピアノでの音大受験の練習時間や挫折を乗り越えるコツ・マインドについてご紹介します。

ピアノでの音大受験は難しい?

志望者のほとんどが幼少期からレッスンを受けており、志望者も多く倍率も高い専攻であることから、他の楽器や音楽系専攻と比べても難易度が高いと言われています。

特に国公立大学や有名私立音大を目指すのであれば、熾烈な競争を勝ち抜かなければなりません。

ただし、どこまでシビアな競争になるかは目指す音大によりけりです。

昨今、少子化の影響でボーダーラインを下げている音大もあると言われていますので、競争率がさほど高くない音大を目指しているということであれば容易に入れるケースもあります。入学後に丁寧に育成する方針の音大もあるようですので、自分が志望する音大の特色や入試傾向をよく調べましょう。

とはいえ、一般的に名高い音大のピアノ専攻を目指すのであれば、それなりに覚悟して受験対策を行うことが先決ですね。

ピアノでの音大受験に必要な練習時間

では、音大受験に必要な練習時間とはどのくらいなのでしょうか?多くの人が気になるポイントですよね。

これは正直なところ、「人によって様々」としか言いようがないのです。

一日8時間以上はピアノに向かっていた、という人がいる一方で、要点をおさえた練習を毎日3
時間程度にしぼって取り組んだという人もいます。

平日は学校の授業があるため練習に使える時間が限られている、という人もいらっしゃるでしょう。中には、出席日数や成績が問題なければ冬休み明けの授業は思い切って休んで、その分ピアノの練習をするという方もいるようです。

練習に大事なことは、トータルの練習時間ではなく、練習を通してピアノの技術が上達すること。時間にとらわれ過ぎず、しっかり成果をあげる練習を行えるよう意識していきましょう。

疲れて集中も切れた中で、ただ闇雲に指を動かしていても上手くなるはずがないのです。むしろ、急激な長時間の練習は腱鞘炎のリスクもあります。

どういう風に弾きたいのか、今の自分に足りないものは何かをきちんと意識した上で、目的をもって練習に取り組むことが重要です。

ピアノでの音大受験の練習方法

基本的には、細かい練習メニューの決め方については師事する先生とよく相談してみることをおすすめします。

技術そのものの練習の他に、実技試験本番のイメージトレーニングや、自分の演奏を録音して聴いてみることも有効です。

もちろんより良いピアノの演奏には、作曲家や曲の背景について調べ、理解する努力も欠かせません。

音楽表現を鍛えるために、絵画などの芸術作品や美しい風景に触れる、プロの演奏会を鑑賞するなど感性を磨く時間も積極的に作りましょう。

実技試験は一発限りです。本番の空気感の中で100%の力を発揮できるように、普段利用しないスタジオやホールを借りて、雰囲気を変えた中で弾いてみることも良いですね。

時には休息やリフレッシュの時間も取り入れながら、メリハリをつけて練習していきましょう。

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練習が嫌になったら?挫折を乗り越えるコツは?

ピアノ専攻の受験対策は長期間の戦いです。どの受験もそうですが、一朝一夕で済むものではありません。

毎日ピアノの練習をする中で、モチベーションが低下してしまったり、疲れていてピアノに触れたくない気分になることもあるかと思います。

時には、自分と同年代にもかかわらず、自分よりも演奏が遥かに上手い人の存在に触れ、なんとなくやる気が失せてしまった経験は誰しもあることでしょう。

練習が嫌になってしまったり、挫折してしまったりしたときに乗り越えるコツを以下に紹介します。

音大になぜ入りたいのか、動機を思い浮かべる

目の前のタスクに集中していると、つい将来的な目標や動機が置き去りになりがちです。

「どうしていつまでもこの曲を練習しているんだろう」「なぜ疲れているのにまだ練習を続けなければいけないのだろう」と感じることもあるでしょう。

練習のモチベーションが下がったときには、そもそもなぜ受験対策をしているのか、つまり音大を目指そうと思った理由は何か振り返ってみましょう。

辛く長い練習の目的を再度見出すことで、モチベーションを取り戻すことに繋がります。

音大が開催する講習会に参加する

音大では、受験対策として「講習会」が定期的に開催されています。

その講習会は、音大の教授や講師のレッスンを直接受講できる貴重なチャンスです。

また、同じ音大を志望する人が集まりますので、他の志望者のレベルを知る機会でもあります。

「講習会までに曲を仕上げる」という締め切りを意識した中では練習もおのずとメリハリがつくでしょう。

また、他の志望者の演奏技術に触れることで自分の課題が明確になったり、優劣を感じたりすることで、より練習に熱が入るものです。

目標にするピアニストの演奏を聴く

音楽を専門的に学んでいる人であれば、誰しも「このような演奏をしたい」と目標にするピアニストがいるでしょう。

あるいは美しく弾きたいと思っている憧れの曲があるのではないでしょうか。

理想とするピアニストの演奏会に足を運んでみたり、お気に入りの曲を鑑賞したりすることで気持ちもリフレッシュしますし、練習のモチベーションも上がります。

美しい音楽表現に触れることで良いインスピレーションを受け、自分の演奏に良い効果をもたらすでしょう。

練習を集中力や気力、体力を養うチャンスととらえる

ピアノの練習以外にも通ずるところですが、練習意欲を長期間持続させるのは、ある種自分自身との戦いでもあります。

地道なピアノの練習で培われるのは、ピアノの技術やセンスだけではありません。

同じ練習を繰り返すことや、モチベーションの維持に伴って、おのずと集中力や気力、体力も養われるのではないでしょうか。

自分の精神面を鍛えるトレーニングなのだと捉えると、また違った面持ちでピアノに向き合えるかもしれないですね。

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>>ピアノでの音大受験の準備はいつから?先生はいた方がいい?必要な勉強の科目は?

 

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