クラシックに慣れてない人でも聴きやすいおすすめのピアノ曲5選!

クラシック音楽と言うものは、なんだか難しそうだと思う人がたくさんいると思います。知識を持っていないと楽しめない、聴いていると眠くなってしまう…などという声もたくさん聞きます。

今回はクラシックの中でも軽めなもの、クラシックに慣れていない人でも聞きやすいものをご紹介していきます。演奏会でも使いやすい曲ばかりですので、コアなクラシックコンサートではなく大衆向けのコンサートを考えているピアニストにもぜひ参考になればと思います。

カプースチン

カプースチンといえば今クラシック界で知らない人はいないと言っても過言ではない大人気作曲家です。ピアニストにとっては技術、そしてセンスが欠かせない曲たちばかりですが、ジャズの要素を多く含むクラシック曲ですので、クラシックの中でも比較的聴きやすい曲となっております。

残念ながら今年なくなってしまったのですが、新しい曲も多いので時代に先駆けたクラシック音楽として楽しむことができるでしょう。

Old Style

この曲はカプースチンの中でも初期に作曲されたものです。組曲となっていて、バッハのパルティータのような古典的な様式を使っています。しかし曲風としてはジャズの要素をかなり取り入れていてカプースチンらしい曲となっています。

1曲通して弾かれることが多い曲ですが、各曲を個別で楽しむことも可能です。1曲1曲が短いので、クラシックは眠くなってしまうと言う人にもおすすめできます。

8つのコンサートエチュード

今やこの曲はピアニストの定番となっている華やかなエチュードです。エチュードというのは練習曲なのですが、この曲に至っては練習曲のような退屈の要素は一切なく、どれもワクワクする素敵な曲ばかりです。

こちらも8曲通しで弾くピアニストが多いのですが、1曲1曲を楽しむのにもおすすめのエチュード集です。特におすすめしたいのが、1番と8番です。最初と最後の曲ですが、こちらはどちらも壮大な、そしてカプースチン特有の人を惹きつける魅力が溢れる曲達です。

ガーシュウィン

ガーシュウィンはクラシック音楽でなくてもとても有名な作曲家だと思います。CMなどでも曲を使われることが多く、特に有名なのはアイ・ガット・リズムなのではないでしょうか。

そんなガーシュウィン ですが、クラシック作曲家なの?と言う質問をいただくことが多々あります。これはクラシック界でも線引きが難しいのですが、ガーシュウィン自体はブロードウェイの曲を作曲する一方、クラシックのことをよく勉強していてバッハに憧れていた一面もあります。

また当時生きていたクラシック作曲家たちもガーシュウィンの才能を認めて憧れていたという話もあります。

そんな背景を持つガーシュウィンですので、クラシックの作曲家としてご紹介してみたいと思います。

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Song Book

このSong Book ですが、ピアニストとして演奏する人はとても稀です。しかしこの曲集の中には、かつてブロードウェイで一世を風靡した曲がピアノ曲に編曲されています。

ピアノのテクニック的には難しい曲ではないものの、クラシックとしての手の動きが完成されているかと共にジャズのセンスを持ち合わせているかと言う面で試される曲集です。また、ブロードウェイと言う世俗的な世界を虜にした曲ばかりですので、どれも聴きやすい華やかな曲ばかり、いわゆる大衆受けするものがたくさんあります。こちらも1曲1曲が短く編曲されて成り立っている曲集ですので、長い時間クラシック音楽を聴くことが難しいと言う人にもおすすめです。

Three preludes for Piano

こちらは3つのプレリュードを集めた曲集です。ガーシュウィン特有のジャズのリズムをふんだんに使った3曲が集められています。特にオススメなのは1曲目。金管楽器を連想させるようなフレーズから始まるこの曲は、人々の心をつかむのにとても有効的です。

ピアノで弾いているとは思えないような音遣いは、ピアニストにとっても弾き応えのある1曲となっています。もちろんピアノ曲なのですが、他の楽器で演奏するならどんな楽器がぴったりかなぁなどと想像しながら聴くのも楽しい曲です。

ドビュッシー

ドビュッシーと言えばフランスの作曲家として有名です。印象派と言われる彼ですが、フランスにジャズが入ってきたときに生きていたのでその影響を受けている一面もあります。

他のクラシック作曲家と大きく違うのは和音の使い方です。いわゆる古典クラシックのようなわかりやすい和音で曲が進行していくのではなく、どこか曖昧な、そしてときには不安になるような儚い和音が特徴的です。

La plus que lento

ワルツと表記のあるこの曲ですが、踊るワルツではないような印象を受けます。少し眠たそうな、そして夢の中にいるような、それでも気品と豪華さを忘れてない1曲です。

この曲単体で演奏会でピアニストが弾くと言う機会はなかなかありませんが、生の音で聴くこの曲と言うのは想像絶するほどに素敵なものです。1曲がとても短く、場面転換もあるので、クラシックに慣れていない人でも飽きることなく聴くことができます。

「晴れた日曜日の午後に暖かい窓辺でそよ風に吹かれながらうたた寝をしている」ような素敵な曲なので、ぜひ聴いてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はクラシックに慣れていない人でも聴きやすい曲を選別しました。どれも素敵な曲ばかりですので、クラシックが難しいなぁと思っている人もぜひ気軽に聴いてみてください。

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