子供のころにピアノを習っていて楽譜が読める方は子供に自分でピアノを教えたいと思っている方もいるのではないでしょうか。ピアノを教えるときに押さえておくポイントやコツ、またおすすめの教材についてご紹介します。
楽しめることが大切
ピアノのモチベーションを高めるには、「ピアノは楽しい」ということを伝えることが大切です。毎日練習する習慣をつけるには、練習が終わるたびに子供の好きな「シール」を練習カレンダーに貼ってあげるのも効果的です。子供はご褒美が大好きなので、好きなシールを選ぶことで毎日の目標が達成されモチベーション維持につながります。子供は「楽しく」がポイントです。
正しいフォームで弾く
最初に正しいフォームを覚えることが大切です。変な癖がついてしまうと後で直すのは大変になりますので、始めたての時期は特に意識してみましょう。いきなりピアノを弾くのではなく、ピアノの椅子に座る位置、椅子の高さ、背筋を伸ばす、手のおきかた、力の入れ方などピアノを弾くときの姿勢をチェックすることから入ります。ただ楽譜を見て音を鳴らすだけではなく、どの角度で鍵盤に触れたら美しい音がでるのかを遊びながら試してみるのもよいかもしれませんね。
- 肩の力を抜いて背筋を伸ばしましょう。
- 前腕と二の腕の角度が90~100度くらいになるように、椅子の位置を調整します。椅子は深く座るのではなく、前の方に座ります。
- 手や指の力を抜いて、自然にカーブさせましょう。
フォームを正しくすることで練習の疲れ方が異なり、音の響きも変わってきます。
さまざまなものを取り入れる
子供はひとつのことに対して集中力が続かないことがあります。色んなことに興味を向けることができるように、「音符カード」や「リズムカード」「ドリル」など遊びながら覚えていくと、自然に身についていくでしょう。
・音符カード
1枚1枚に音符が書かれている音符カードは、遊びながらゲーム感覚で音を覚えることができます。音符カードはさまざまなところから販売されており、無料でダウンロードして手作りすることもできます。
・リズムカード
リズムカードを見て手を叩いたり、楽器を使ってリズムを叩き、楽しみながらリズムに慣れていくことができます。使い方はアイデア次第で、リズムの基礎を身に付けることができます。
・ドリル<
クイズやゲーム、塗り絵など子供が楽しみながら学べるドリルを取り入れるのも、知らず知らずのうちに楽典の知識を身に付けることができる教材のひとつです。
ピアノを始めるときのおすすめ教材は!?
ピアノ教材と言えば、「バイエル」「ブルグミュラー 25の練習曲」「ソナチネアルバム」「ソナタアルバム」と進めていくのが一般的でしたが、最近ではさまざまな教材が豊富です。
初級ピアノテキスト ぴあのどりーむ(学研プラス)
ピアノ教材を多く出版していることで著名な田丸信明先生オリジナル・メソッドの教材で、「真ん中のド」を中心に音域を広げていきます。「曲集テキスト」「ワークブック」「レパートリー」があり、幼児版と第一巻曲集テキストは全曲歌詞付きなので、楽しく歌いながら鍵盤に親しんでいくことができるように構成されています。
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みんなのオルガンピアノの本 (ヤマハ音楽振興会)
1957年から導入教本として長く愛されている全4巻ある教本です。真ん中のドから少しずつ音域を広げていき、4巻を終えると「ブルグミュラー」を弾くことができる力がつくようになっています。
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バーナムピアノテクニック (全音楽譜出版社)
アメリカで1950年に出版され、日本では1975年が初版で長く愛されている教本で、ミニブック、導入書、1巻~4巻の計6冊あります。ミニブックは、すべての曲が4小節で少しずつ難易度が上がっていきます。ミニブックは片手から、導入書で両手の練習になります。
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メトードローズ ピアノ教則本(音楽之友社)
フランスで出版されたフランスの代表的な子供ピアノ教則本です。1951年ピアニスト安川加壽子さんがフランスから持ち込んだ教則本で、一つずつのテクニックを教えるように構成されています。幼児用の上巻と下巻、ピアノの1年生の全3冊になります。最初から大譜表からスタートし、フランスの動揺など美しいメロディーを使った練習曲があります。
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トンプソン(全音刊)
ジョン・トンプソン(1889-1963)原書著書のアメリカのピアノ教本で、子どもたちがなるべくスムーズにピアノの演奏に入っていけるようにと構成された教本です。楽譜の下には伴奏がついていて、先生やお母さんと一緒に弾くことができるので、楽しく練習できるでしょう。
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ゴーゴーピアノ(サーベル社)
2~3歳の幼児向けというコンセプトで出版された教本です。幼児の理解できる言葉で構成されており、全曲歌詞つきだから楽しみながら歌をうたってリズムとメロディーを覚えることができます。お母さんと楽しく遊び感覚で音楽能力を養うことができる一冊です。
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バイエル(出版社多数)
ドイツの作曲家「フェルディナンド・バイエル」が作った教本で必ずといっていいほどピアノを習い始めると使われていた導入教本です。バイエルは106曲の練習曲がありますが、出版社は違っても曲は同じです。中には106曲の中から厳選して編集している教本もあります。日本と韓国ではバイブルのように使われていますが、ドイツではあまり使用されていません。
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教本の進め方にはいろんなパターンがある
ピアノの導入教本もさまざまなものがあり、一つの教本をじっくりとやるのではなく、何冊か併用して進めていくこともできます。教本によって合う、合わないがあるかもしれません。子供が楽しんで取組んでいくことができるような教本を選びましょう。
>>【初心者向け】ピアノ楽譜の読み方。上達する練習・コツは?
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